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Sonixレビュー:日本語に対応、精度は「99%」と「85〜99%」の2通りで書かれている。無料は30分、超えた分は1時間10ドル

Sonixレビュー:日本語に対応、精度は「99%」と「85〜99%」の2通りで書かれている。無料は30分、超えた分は1時間10ドル
目次

Sonixの公式サイトには、精度の数字が2通り出てきます。料金ページとトップの見出しは「99% accuracy」です。[1] 日本語の音声を扱うページも見出しは「99%」ですが、同じページのよくある質問では「85〜99%」と書いています。音質しだいで幅がある、という説明つきです。[3]

どちらも嘘ではないと思います。ただ、日本語の会議に使うなら、見るべきは後ろの数字でしょう。99%は、録音がきれいで、話す人がはっきり分かれているときの上限に近い値です。会議室で声が重なった録音が同じ数字になるとは、どこにも書かれていません。

この記事では、2026年10月25日に確認した公式の情報だけを根拠に、Sonixが日本語の会議の録音に向くかを整理します。実際の会議で精度を測った記事ではありません。

何をするサービスか

Sonixは、音声や動画のファイルを文字に変えるサービスです。米国の会社が運営していて、文字起こし、翻訳、字幕の書き出しが中心です。トップの見出しには、54以上の言語で文字起こしと翻訳ができると書かれています。[1]

使い方は、ファイルをアップロードして、話されている言語を選び、文字が返ってくるのを待つ流れです。アップロードの入口は、パソコンのファイル、Dropbox、Google Drive、URLの4つが挙げられています。[3] 文字にしたあとは、ブラウザ上の編集画面で直せます。文字をクリックすると、その場所の音声に飛べます。[3]

会議に参加して記録するボットのような説明は、確認した料金ページや日本語のページには出てきませんでした。会議の録音をあとから渡す使い方が基本です。同じ「録音を後から文字にする」並びでは、TurboScribeのレビューやHappyScribeのレビューと近い立ち位置です。

日本語は対応言語に入っている

日本語のページには、日本語の音声をそのまま文字にして、漢字・ひらがな・カタカナの文章で返すと書かれています。[3] 話者の区別は自動で付き、編集画面で名前に直せます。[3]

精度については、先ほどの2通りの数字があります。日本語のページは「音質によって85〜99%」と言い、きれいな音声で、背景の雑音が少なく、話者がはっきり分かれているほど良くなると説明しています。[3] 方言については、標準語(東京の話し方)を中心に作られていて、関西弁のような強い方言の語句は、編集画面で直す必要が出るかもしれない、とも書かれています。[3]

日本語と英語が混ざる会議や、社名・製品名の扱いについては、日本語のページには説明がありません。プラン比較のページには、固有名詞や専門用語を覚えさせる「Custom dictionary」の項目があります。[2] ただ、どのプランで使えるのかは、確認できたページの表からは読み取れませんでした。辞書の考え方は、辞書登録で直す方法が参考になります。

速さは、実時間の約10倍とあり、1時間の日本語の音声が約5〜6分で終わると書かれています。[3] 上限は、ファイルが4GBまで。音声の長さには制限がない、という説明です。[3]

料金は4段階。無料は30分分の試用

料金はすべて米ドルで、日本円の価格は載っていません。米国外では、カード会社が現地の通貨に換算する場合がある、と書かれています。[1]

  • 試用:新しいアカウントに、30分分の文字起こしが付く。クレジットカードは要らない
  • 従量課金(Pay As You Go):1時間10ドル。1人用のアカウントで、保管は5GBまで
  • Core:月25ドル、年払いで275ドル。文字起こしと翻訳が月5時間(年60時間)
  • Advanced:月50ドル、年払いで550ドル。文字起こしと翻訳が月20時間(年240時間)
  • Pro:月80ドル、年払いで880ドル。文字起こしと翻訳が月40時間(年480時間)

含まれる時間を超えた分は、どの月額プランでも1時間10ドルです。[1] 1時間は、アップロードした音声の長さで数えます。処理にかかった時間や、サイトを開いていた時間ではありません。しかも秒単位で計算するので、52分のファイルなら52分分だけの請求になります。[1]

単純に割り算すると、含まれる時間あたりの金額は、Coreが5ドル、Advancedが2.5ドル、Proが2ドルです(月払いの場合、筆者の計算)。これは含まれる時間を使い切ったときの値です。従量課金の1時間10ドルと比べると、月額料金を10ドルで割った時間、つまりCoreなら月2.5時間、Advancedなら月5時間、Proなら月8時間より多く使う月に、月額プランのほうが安くなります(同じく筆者の計算)。月に1〜2本の1時間の会議しか文字にしないなら、従量課金のほうが安く済みます。

注意点が2つあります。まず、含まれる時間は、ワークスペース全体の分です。席(ユーザー)を足しても時間は増えず、席ごとに月25ドル(年払い275ドル)が別にかかります。[1] 次に、年払いは1年分の時間が最初にまとめて入ります。[2] 月ごとに消える形ではないので、使い方の波が大きい人には扱いやすい面があります。

無料の30分は、1時間の定例会議には足りません。試すなら、会議の録音から10分だけ切り出して使うのが現実的です。アップロード上限の考え方は、アップロード上限の比較にもまとめています。

要約と決定事項は月額プランの中にある

文字起こしのあとの仕事を、Sonixはどこまで手伝うのでしょうか。AI分析のページを見ると、次の機能が並んでいます。[6]

  • 要約。段落と箇条書きの2つの形で出せる。要点、決定事項、アクション項目(次にやること)をまとめると説明されている
  • 長い文字起こしを、時間つきの章に自動で分ける
  • 話題の検出、人名・組織名・日付などの抽出、感情の分析
  • 自分で書いた指示文(プロンプト)での分析。保存して繰り返し使える
  • フォルダ単位での分析。複数の録音をまとめて読み、共通する話題を出す

使うには、「AI Workspace」という別枠の時間を消費します。Coreは月5時間、Advancedは月25時間、Proは月100時間です。従量課金では使えません。[1] つまり、要約や決定事項の抽出まで任せたいなら、月額プランに入る必要があります。

読むときに気をつけたいのは、日本語の録音でこれらの機能が同じように働くかが、確認したページに書かれていないことです。AI分析のページの例は英語が中心で、日本語の要約の出来は分かりませんでした。要約が思った形で出ないときの考え方は、要約が出ないときの見直しが使えます。

会議との連携。日本語のページで説明があるのはZoom

日本語のZoom会議のページには、Zoomのアカウントをつなぐと、クラウドに保存された録画が自動で取り込まれ、会議が終わったらすぐ文字起こしが始められる、と書かれています。[4] Zoom側で、録画を保存する設定を先に済ませておく必要があります。

連携のページには、Zoomのほか、Teamsの録画の取り込みや、Google Driveに置いたファイルを自動で文字にする連携が挙げられています。Google Meetの項目もあります。[7] ただ、日本語の会議でこれらの連携が同じように動くかは、日本語のページには書かれていません。そのぶんは試用で確かめておいてください。

そのほか、プラン比較のページには、API、Zapier、Webhookが載っています。[2] APIはCore以上、WebhookはProのプランで使える、という説明です。[2][5] 社内の仕組みに組み込みたい場合は、料金とあわせて確認が要ります。

データの扱い。米国のAWSに置かれ、AIの学習には使わない

録音には、社内の話が入ります。セキュリティのページには、次のように書かれています。[5]

  • アップロードした音声・動画・文字起こしを、AIモデルの学習や調整には使わない。無料の試用も含めて、すべてのプランに適用される
  • 保存時はAES-256、通信はTLSで暗号化する
  • SOC 2 Type IIの認証を受けている。報告書はサイトで公開されておらず、顧客がセキュリティの審査をするときに、担当者かメールで取り寄せる形
  • 顧客のデータはすべて、米国のAWSに置かれる。特定の地域に置きたい場合は、エンタープライズの顧客が相談できる
  • 社員は、本人の書面の同意がない限り、録音や文字起こしを開けない
  • ファイルを削除すると、音声と文字起こしの両方がサービスから消える。契約が終わっても、削除しない限りファイルは見られる
  • 二段階認証は、どのアカウントでも使える

保存期間を自動で決めるルールは、エンタープライズ向けです。[1][5] 個人や小さなチームでは、使い終わったら自分で消す習慣が要ります。消さなければ、契約が切れてもデータは残り続けます。ここは便利な面でもあり、放置すると録音が残る面でもあります。保存期間の決め方はAI議事録の保存期間の決め方に、確認項目はセキュリティチェックリストにまとめています。

日本国内にデータを置けるかどうかは、確認できませんでした。「特定の地域」に日本が入るかは書かれていません。取引先の情報が入る会議や、社内に持ち出しのルールがある会議では、使う前に情報システムの担当者へ聞いておくと安心です。

良い点

ここが強い

  • 日本語が対応言語に入っていて、日本語の文字を漢字・ひらがな・カタカナの文章で返す[3]
  • 話者の区別が自動で付き、編集画面で名前に直せる[3]
  • 1時間の音声が、約5〜6分で文字になる。ファイルは4GBまで、長さの制限はない[3]
  • 試用は30分分で、クレジットカードが要らない[1]
  • 従量課金は、1時間10ドルを秒単位で払う。月額の契約をせずに済む[1]
  • 要約、決定事項、アクション項目、章分けまで、月額プランの中で使える[1][6]
  • SOC 2 Type IIの認証があり、データをAIの学習に使わないと明記している[5]
  • Zoomの録画を、アカウントをつないで自動で取り込める[4]

確認したい点

ここは確認を

  • 日本語の精度は、見出しの「99%」と、日本語のページのよくある質問にある「85〜99%」の2通り。日本語の会議の数字は、確認した範囲にない[1][3]
  • 関西弁など強い方言の語句は、編集画面で直す必要が出るかもしれない[3]
  • 日本語と英語が混ざる会議や、社名・人名の扱いの説明がない。辞書の機能がどのプランで使えるかも、表から読み取れなかった[2]
  • AIの要約や決定事項の抽出は、従量課金では使えない。日本語の録音での出来は、確認したページにない[1][6]
  • 含まれる時間はワークスペース全体で共有。席を足すと、時間は増えず、席ごとの料金がかかる[1]
  • 料金は米ドル建て。日本円の価格や、請求書の形式は確認していない[1]
  • 日本語のページで連携の説明があるのはZoomだけ。Teamsの取り込みやGoogle Driveとの連携は連携のページにあるが、日本語の会議で同じように動くかは書かれていない[4][7]
  • データは米国のAWSにある。日本国内に置く選択肢は確認できなかった[5]
  • 自動の保存期間ルールはエンタープライズ向け。それ以外は自分で削除する[1][5]

向いている人

  • 録音済みの会議や面談のファイルを、まとめて文字にしたい人
  • 話者の区別と、ブラウザで直せる編集画面がほしい人
  • 文字起こしのあとに、要約や決定事項までツールの中で済ませたい人(月額プランの場合)
  • 月に数時間から数十時間と、量がはっきりしていて、時間あたりの金額で比べたい人

反対に、会議のたびに自動で参加して記録してほしい人や、日本語の画面と日本円の請求がいい人は、別の道具のほうが近道です。その場合は、AI議事録ツール5選の比較から選べます。日本語の画面で録音を後から議事録にするサービスなら、NottaやRimo Voiceも候補です。

試すなら、実際の会議から10分を1本

最初は、社内の定例会議のような、実際の会議の録音から10分だけ切り出して試すのがおすすめです。試用の30分分は、10分なら3本まで使えます。次の順番で進められます。

  1. 録音の前に、参加者へ録音することを伝える。例文は録音アナウンスの例文にある
  2. 取引先の名前や、社外秘の数字が入っていない部分を選んで、10分に切る
  3. 言語を日本語にして、文字起こしを実行する。かかった時間も見る
  4. 金額、日付、社名、人名が、正しく文字になっているかを確認する
  5. 話者のラベルを名前に直すのに、何分かかるかを測る。ずれたときは話者名がずれたときの直し方が使える
  6. 月額プランを試せるなら、要約と決定事項を日本語の録音で出して、実際の議事録と比べる
  7. DOCXかTXTで書き出して、いつも使う議事録の形に貼れるかを見る
  8. 終わったら、ファイルと文字起こしを画面から削除する

録音そのものを良くする工夫は、文字起こしツールをどれに替えるより効きます。文字起こしが荒いときに見直す録音の5条件を先に見ておくと、試用の30分も無駄になりません。観点をトライアル評価シートに合わせて記録しておくと、ほかのツールと並べやすくなります。

分かれ目は、月に何時間使うかと、要約まで任せたいかです。たまに文字がほしいだけなら、従量課金の1時間10ドルで足ります。毎週のように使い、要約も欲しくなったら、月額プランの時間あたりの金額を見直してください。

Sources

[1] https://sonix.ai/pricing — Pricing: The most affordable speech-to-text platform | Sonix(2026-10-25 確認) [2] https://sonix.ai/pricing/detailed-pricing-and-features — Compare Sonix Plans: Every Feature Side by Side (2026) | Sonix(2026-10-25 確認) [3] https://sonix.ai/languages/transcribe-japanese-audio — Japanese Audio Transcription - Convert Audio to Text (2026) | Sonix(2026-10-25 確認) [4] https://sonix.ai/accurately-transcribe-zoom-meetings-in-japanese — Japanese Zoom Transcription - Transcribe Meetings Automatically (2026) | Sonix(2026-10-25 確認) [5] https://sonix.ai/security — Secure Transcription: SOC 2 Type II, HIPAA and GDPR | Sonix(2026-10-25 確認) [6] https://sonix.ai/features/ai-analysis — AI Analysis: Summaries, Sentiment & Insights from Transcripts 2026 | Sonix(2026-10-25 確認) [7] https://sonix.ai/features/integrations — Integrations: Connect Sonix with Zoom, Dropbox, Zapier & More 2026 | Sonix(2026-10-25 確認)

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