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Avomaレビュー:日本語の文字起こしに対応、料金は「録音する人」の席数ごと。営業チーム向けの機能が中心のAI議事録

Avomaレビュー:日本語の文字起こしに対応、料金は「録音する人」の席数ごと。営業チーム向けの機能が中心のAI議事録
目次

Avomaの料金ページを開くと、最初に目に入るのは「録音する人だけ払えばいい」という説明です。全員分の席を買う形ではなく、会議を録音して文字にする人だけが有料の「レコーダー席」になり、録音を見るだけの人、コメントを付けるだけの人は無料です。[1] 5人のチームで、録音するのが営業担当の1人だけなら、支払いも1席分で済みます。

ただ、この仕組みは営業やカスタマーサクセス(契約後の顧客対応)のチームを前提に作られているようです。料金ページには、商談の採点、案件のリスク、売上予測といった、営業向けの機能も多く並んでいます。[1] 2026年10月22日に確認した公式ページだけを根拠に、日本語の会議で議事録を作る道具として見たときの強みと、つまずきそうなところを整理します。実際の会議で精度を測った記事ではありません。

何をするサービスか

Avomaは、会議を録音して文字起こしし、AIが要約とアクション項目(次にやること)を作るサービスです。対応する会議ツールは、Zoom、Microsoft Teams、Google Meet、Webex、GoToMeetingなどです。記録の方法は、会議に記録用のボット(自動で会議に参加するプログラム)を入れる方法と、ボットなしで手元から録る「ネイティブ録音」の両方が書かれています。[1]

文字起こしはリアルタイムで、料金表には文字起こしの分数は「Unlimited(無制限)」とあります。[1] 録音は会議の主催者か参加者のどちらでも開始できるそうです。録画の保存期間も、料金表では無制限です。[1]

要約まわりの機能は、次のとおりです。[1]

  • キーポイントとアクション項目を出す。標準で40以上の「スマートトピック」(話題の分類)がある
  • Demo、MEDDIC、SPICED、SPIN、1:1など、10以上の標準テンプレートがある
  • ライブブックマークで、会議中に印を付けたり、決めたキーワードをきっかけにメモを取ったりできる
  • 会議について質問できる「Ask Avoma」(AIに内容を聞く機能)がある
  • 会議後のフォローアップメールをAIが書く
  • Salesforce、HubSpot、Zoho、Pipedrive、CopperといったCRM(顧客情報を管理するツール)へメモを自動で保存できる

CRMへの自動保存が標準で入っているのは、営業の現場では大きな利点です。一方、社内の定例会議や面談の議事録が目的だと、使わない機能が多くなります。

日本語は、対応言語に入っています

ヘルプページの対応言語の一覧に、Japanese(日本語)が入っています。このページは「60以上の言語と方言」と説明していて、英語、中国語(簡体字、繁体字、広東語)、韓国語のほか、アフリカーンス語やウェールズ語まで並んでいます。[2]

なお、言語数の書き方は公式の中でもそろっていません。ヘルプは「60以上」、料金ページは「70以上」と書かれています。[1][2] どれも対応言語に日本語が入っていることは変わりませんが、数字は参考程度に見ておくのが安全です。

日本語の会議で気にしたいのは、文字起こしだけでなく、要約と話者の分け方です。公式ブログには次の説明があります。[3]

  • 文字は、会議の言語の文字のまま出る。日本語などは、ローマ字に置き換えず、そのままの書き方で出す
  • AIメモは、既定では会議の言語で作られる。英語の要約が欲しい場合は、サポートに連絡して、組織の設定として依頼する
  • 話者の判別には2つの方法がある。1つは、本人が登録する45秒の声のサンプル(ボイスプリント)で、話す言語に関係なく判別できると書かれている。もう1つは、会議アプリの画面に出ている発言者の名前を読み取る方法
  • 複数の言語を使う設定は、組織の単位で有効にする。サポートへの連絡が必要と書かれている

最後の点は見落としやすいところです。ブログとヘルプページのどちらにも、「多言語の対応を有効にするには、help@avoma.comへ連絡する」という趣旨の説明があります。[2][3] 日本語だけで使う組織が、連絡なしに最初から日本語を使えるのか、ヘルプの対応言語の一覧に入っていれば足りるのかは、公式の記載だけでは分かりませんでした。トライアルを始めたら、最初に日本語の短い録音を1本通してみるのが確実です。

ブログには、文の途中で言語が切り替わる会議は「未解決の課題」とも書かれています。[3] 日本語に英語の用語が混ざる程度なら問題ないのか、英語と日本語を交互に話す会議でどうなるのかは、公式の説明だけでは判断できません。この記事でも、日本語の精度や、日英が混ざる会議での動きは検証していません。

料金は、年払いと月払いで差が大きい

料金ページの比較表では、基本プランは3つです。いずれも「レコーダー席」1つあたりの月額で、金額はドル建てです。[1]

  • Startup:年払いで月19ドル、月払いで月29ドル。レコーダー席は最大25席
  • Organization:年払いで月29ドル、月払いで月39ドル。レコーダー席は最大100席
  • Enterprise:年払いのみで月39ドル。レコーダー席は最低10席から

年払いにすると、最大で33%安くなるとページに書かれています。[1] 5人が録音するチームを例に計算すると、Startupの年払いなら月95ドル、月払いなら月145ドルです。Organizationの年払いなら月145ドルです。

注意点が2つあります。1つ目は、金額がドル建てで、年払いと月払いで1席あたりの金額が変わることです。契約の前に、購入画面に出る金額で確認してください。

2つ目は、プランは混ぜられないことです。録音する人は全員が同じ基本プランになります。追加機能(アドオン)だけは、人ごとに付け外しができます。[1][5] アドオンは次のとおりです。[5]

  • Conversation Intelligence(通話の採点やコーチング):年払いで月29ドル、月払いで月35ドル(1席あたり)
  • Revenue Intelligence(案件のリスクや売上予測):年払いで月29ドル、月払いで月35ドル
  • Lead Router(問い合わせの振り分け):年払いで月19ドル、月払いで月25ドル

議事録だけが目的なら、アドオンは関係がありません。基本プランだけで足りるかどうかが、判断の中心になります。

追加や変更の扱いも確認しておきたい点です。席を増やしたときは、その月の残りの日数分が日割りで、すぐに請求されます。席を減らしたり、プランを下げたりした場合は、次の請求サイクルの開始から反映されます。途中でのキャンセルや、使わなかった席の返金や払い戻しは、原則としてない、と説明されています。[1][5] 月払いで始めて様子を見るか、年払いで割引を取るかは、先にトライアルで使い切れるかを見てから決めたほうがよさそうです。

トライアルは14日間。終わると「見るだけ」になる

新しく作ったアカウントは、まず14日間のトライアルから始まります。クレジットカードの登録は不要で、期間中はOrganizationプランの機能が制限なしで使えます。アドオンも全部有効です。招待できる人数にも制限がありません。[4][5]

トライアルが終わると、アカウントは自動で閲覧専用(Viewer、無料)に切り替わります。過去の録音、メモ、文字起こしは見られますが、新しい会議を録音したり文字にしたりはできません。[4] 有料に切り替えない限り、課金されることもありません。[4] 録音できる恒久の無料プランは、確認したページにはありませんでした。ヘルプでは、トライアル後の閲覧専用を「Viewer(無料プラン)」と呼んでいて、この無料プランでは録音できません。[4]

トライアルの延長は、サポートへ連絡すれば相談に乗ってもらえるそうです。[4] 14日では、定例会議を何回か回すだけで終わってしまいます。始める日は、会議が連続して入っている週に合わせるのがおすすめです。

ファイルのアップロードは、席あたりの件数に制限がある

録音済みの音声や動画を後から取り込む場合は、料金表の「Upload pre-recorded audio or video file」の行を見ます。「one at a time(1つずつ)」と書かれ、数字は5、10、20の3つが並んでいます。[1] 表の列の順番どおりに読むと、Startupは1人あたり月5件、Organizationは月10件、Enterpriseは月20件、となります。ただし、表の書き方から読み取った数字なので、正確な条件は公式で確かめてください。

まとめて取り込む「バルクインポート」は、量によって一度きりの費用がかかる場合がある、とあります。[1] 過去の録音を大量に取り込みたい場合は、先に見積もりを聞くのが安全です。録音ファイルを後から渡す場合の上限は、アップロード上限の比較にほかのサービスの数字をまとめています。

件数の上限は「分数」ではなく「件数」で書かれています。1件あたりの長さやファイルサイズの上限は、公式の表にはありませんでした。

セキュリティと、データの置き場所

セキュリティのページには、次の説明があります。[6]

  • SOC 2 Type II(情報の管理体制を第三者が確認した報告)とISO/IEC 42001:2023(AIを管理するための国際規格)の認証を持つ。GDPR(EUの個人情報保護のルール)への対応を支える仕組みもある
  • ソフトウェアはすべて、米国のAWS(Amazonのクラウド)で動いている
  • 録音と文字起こしを含む顧客のデータは、通信中も保存中も暗号化されている
  • 会議に参加する人への通知や、録音の同意を求める案内が用意されている

日本の会社が使うときに引っかかりそうなのは、データが米国のAWSに置かれることです。[6] 日本国内に保存する選択肢があるかどうかは、セキュリティのページには書かれていません。[6] 社内の規程で国外保存が制限されている場合は、先に情報システムの担当者に確認してください。

データの保存期間の管理は、プランで分かれます。料金表では、「Data Retention Policies(データ保持ポリシー)」がEnterpriseの項目に入っています。[1] Organizationには「組織単位のポリシーを適用する」という項目があります。[1] Startupで保存期間の設定ができるのかは、確認したページでは分かりませんでした。保存期間の決め方はAI議事録の保存期間の決め方が参考になります。

録音の同意については、セキュリティのページが、参加者への通知と「録音の同意の注意書き」を、特に社外の参加者がいる会議でオンにすることを勧めています。[6] 会議の最初に伝える文言は、録音アナウンスの例文が使えます。

良い点

ここが強い

  • 日本語が、公式ヘルプの対応言語の一覧に入っている[2]
  • 日本語の文字は、ローマ字に置き換えず、そのままの書き方で出ると説明されている[3]
  • 録音して文字にするのは有料の席の人だけで、見る人、コメントする人は無料[1][5]
  • 文字起こしの分数は無制限で、録画の保存期間も無制限と書かれている[1]
  • ボットあり、ボットなしの両方の録音方法がある[1]
  • 話者を、声のサンプルと画面上の名前の両方で判別する[3]
  • クレジットカードなしで、14日間、Organizationプランの全機能を試せる[4]

確認したい点

ここは確認を

  • 営業やカスタマーサクセス向けの機能が中心で、社内の議事録だけが目的だと使わない機能が多い[1]
  • 多言語の対応は、組織の設定としてサポートに連絡して有効にする、という説明がある。日本語だけの場合に連絡が必要かは、公式の説明だけでは分からない[2][3]
  • 日本語の精度、日英が混ざる会議での動き、日本語の要約の出来は、公式の数字がなく、本記事でも測っていない
  • 料金はドル建てで、年払いと月払いで1席あたりの金額が変わる[1]
  • 録音済みファイルの取り込みは、料金表から読むと1人あたり月5件から20件で、1つずつ[1]
  • データは米国のAWSに置かれる。国内保存の選択肢は確認できていない[6]
  • 日本語の画面があるか、日本語のサポートがあるかは、確認したページにない
  • トライアル終了後は閲覧専用になり、新しい録音はできない[4]

向いている人

  • 営業やカスタマーサクセスで、商談や面談の記録を、CRMに自動で残したい人
  • 録音する人は数人で、見る人が多いチーム。見るだけの人が無料の仕組みが生きる
  • 英語の会議が多く、日本語は一部、という組織。多言語の設定をまとめて相談できる
  • 14日間のトライアルで、実際の会議を数本通して判断したい人

逆に、毎週の社内定例会議を日本語で議事録にしたいだけなら、機能が多すぎる可能性があります。日本語中心のサービスや、会議ツールに最初から入っている機能と比べるのが先です。見比べるときは、AI議事録ツール5選の比較から入ると流れをつかめます。ボットなしの録音もできる選択肢は、CirclebackのレビューやFireflies.aiのレビューにあります。同じAI議事録として、FathomのレビューやOtter.aiのレビューも読めます。

試すなら、実際の会議を3本

トライアルは14日間です。期間を使い切らないために、次の順番を決めておくと進めやすくなります。

  1. サインインして、カレンダー(GoogleかMicrosoft)をつなぐ。ボットを入れる会議と、ボットなしで録る会議を、あらかじめ分けておく
  2. 日本語の会議を数分だけ録り、多言語の設定が必要かどうかを、最初に確かめる。必要なら、help@avoma.comへ連絡する
  3. 金額、日付、社名、人名が、正しく文字になっているかを見る。固有名詞が崩れたときは、辞書登録で直す方法が使える。Avomaには、固有の言葉を登録するカスタム辞書の項目がある[1]
  4. 要約が日本語で出るか、アクション項目に担当者と期限が入るかを見る
  5. 話者が名前で分かれているか。ボイスプリントを登録した場合としない場合を比べる。ずれたときは話者名がずれたときの直し方が参考になる
  6. 外部の参加者がいる会議では、録音の通知と同意の表示がどう出るかを確かめる
  7. 録音ファイルを1本アップロードして、件数の上限と処理時間を見る
  8. 14日目までに、続けるか、閲覧専用に戻すかを決める

評価の観点は、トライアル評価シートにそろえると、ほかのツールと並べやすくなります。

分かれ目は、録音する人が何人いて、その人たちが議事録以外の機能を使うかどうかです。録音する人が数人で、CRMへの保存や商談の採点まで使うなら、Avomaは候補になります。社内の議事録を日本語で残すだけなら、まずは機能の少ないサービスや、会議ツールの標準機能で足りるかを確かめてからでも遅くありません。

Sources

[1] https://www.avoma.com/pricing — Avoma Pricing(Avoma、2026-10-22 確認) [2] https://help.avoma.com/does-avoma-support-other-languages — What languages does Avoma Support?(Avoma Help Center、2026-10-22 確認) [3] https://www.avoma.com/blog/ai-meeting-recorder-multilingual-support-accuracy — AI meeting recorder multilingual support accuracy guide(Avoma Blog、2026-10-22 確認) [4] https://help.avoma.com/how-does-the-avoma-trial-work — How Avoma’s 14-day free trial works(Avoma Help Center、2026-10-22 確認) [5] https://help.avoma.com/avoma-pricing-recorder-seats-free-users-add-ons — How Avoma pricing works: Recorder Seats, Free Users, and optional Add-Ons(Avoma Help Center、2026-10-22 確認) [6] https://www.avoma.com/security — Avoma Security & Compliance(Avoma、2026-10-22 確認)

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