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録音ファイルを後からAI議事録にするとき:Notta・Otter・Rimo・Firefliesのアップロード上限

録音ファイルを後からAI議事録にするとき:Notta・Otter・Rimo・Firefliesのアップロード上限
目次

3時間の会議をICレコーダーで録って、あとからAI議事録に取り込むと、途中で止まることがあります。原因がファイルの大きさではなく、録音の長さのほうにある場合もあります。

会議にボットを入れない運用や、対面の打ち合わせでは、録音ファイルをあとから取り込む使い方が中心になります。ところが、取り込める上限はツールごとにかなり違います。容量の単位が違うだけでなく、時間の上限が先に効くツールもあります。

本記事は、Notta、Otter.ai、Rimo Voice、Firefliesの4つについて、2026年10月8日に確認した公式ヘルプと料金ページをもとに、録音ファイルの取り込み上限を並べます。上限や対応形式は更新されるので、実際に使う前に本文の公式リンクで最新の表示を確かめてください。各ツールに長い録音を実際に入れて試した結果ではありません。日本語の精度も測っていません。

先に、4つの上限を並べます

公式ヘルプと料金ページに書かれている数字は、次のとおりです。

  • Notta: 音声は1GBまたは5時間のいずれか小さい方。動画は10GBまたは5時間のいずれか小さい方。話者を識別する場合は、最大3時間[1]。ただし、1回に文字起こしできる長さは、無料のフリープランでは3分まで、有料プランで5時間までです[7]
  • Otter.ai: 1ファイルあたり5GBまで。取り込んだ分は、プランの文字起こし時間にも数えられる[2]。1回の会話として扱える長さは、Basic(無料)が30分、Proが90分、Businessが4時間まで[3][8]
  • Rimo Voice: 音声は1GB以下、動画は3GB以下、時間は5時間未満に抑えるよう案内。上限そのものは「現状設けていない」としつつ、超えるとエラーになることがある[4]
  • Fireflies: 音声は500MBまで、録音の長さは150分まで。動画はFreeが100MB、有料プランが2GB[5]

音声ファイルの容量だけ見ると、Otterの5GBが飛び抜けて大きく見えます。ただ、Otterは1回の会話として扱える長さがプランごとに決まっていて、無料のBasicは30分、Proは90分、Businessでも4時間までです[3][8]。Firefliesは容量より、150分という時間の上限が先にぶつかる場面が多いはずです。

見るのは「容量」より「録音の長さ」

会議の音声は、圧縮された形式(m4aやmp3)なら、数時間でも数百MBに収まることが多いです。容量の上限に当たる場面は、実はそれほど多くありません。先に引っかかるのは、時間の上限です。

  • Firefliesは150分(2時間30分)[5]。3時間の会議は、1本では入りません
  • Nottaは有料プランで5時間、話者識別を使うなら3時間。無料のフリープランは1回3分まで[1][7]。半日の研修は、話者識別をつけると足りないことがあります
  • Otter.aiは、Basic(無料)が30分、Proが90分、Businessが4時間[3][8]
  • Rimo Voiceは5時間未満[4]

いつも1時間前後の会議なら、有料プランであればどのツールでも問題になりません。無料のまま使う場合は、Otterは30分、Nottaは3分までです。確認が必要なのは、2時間を超える会議、ワークショップ、長めの面談です。

手持ちのファイルの長さは、取り込む前にパソコンのプレーヤーで見られます。録音の長さと形式だけ先にメモしておくと、あとで「入らない」と気づく手戻りが減ります。

対応形式は、m4aかmp3があれば足ります

形式は、次のとおりです。

  • Notta: 音声はwav、mp3、m4a、caf、aiff、wma、mda。動画はavi、rmvb、flv、mp4、mov、wmv、webm、3gp、mts[1]
  • Otter.ai: 音声はAAC(.m4p)、MP3、M4A(iPhoneのボイスメモを含む)、WAV、WMA、OGG。動画はAVI、MOV、MPEG、MP4、WMV、MPG、MKV、M4P、3GP[2]
  • Rimo Voice: 音声は「.m4a」、動画は「.mp4」を推奨。mp3やwavでアップロードに時間がかかる場合は、変換して再度試すよう案内されている。wmaは法人プランと、旧来の個人従量プランのみ[4]
  • Fireflies: 音声はMP3、M4A、WAV。動画はMP4、WEBM[5]

4つに共通するのは、m4aとmp3です。どのツールを使うか決まっていないうちは、録音アプリの保存形式をm4aにしておけば、取り込みで困りにくくなります。Rimo Voiceがm4aを推奨している点とも合います[4]。

ICレコーダーがwavでしか保存できない機種でも、形式としては4つとも受け付けます。ただ、wavは容量が大きく、CD音質のステレオだと1時間でおよそ600MBになります(筆者の計算)。Firefliesの500MBや、NottaとRimo Voiceの1GBにすぐ届くため、m4aかmp3に変換してから取り込むのが無難です。Rimo Voiceも、アップロードに時間がかかる場合はm4aへの変換を案内しています[4]。

Otterの無料プランは、容量ではなく回数と時間で止まります

Otter.aiの無料プラン(Basic)は、取り込める条件が厳しいです。ヘルプによると、次のとおりです[3]。

  • 文字起こしは月300分まで
  • 1回の文字起こしは30分まで。それを超えても取り込みは止まらないが、見られるのは30分ぶんまで。全文を見るには有料プランへの切り替えが必要
  • ファイルの取り込みは、音声か動画を3本まで。この3本は「アカウントごと」で、月ごとではない

最後の点は、見落としやすいところです。Otter自身のヘルプは「アカウントごと(月ごとではない)」と書いていて、料金ページも「通算(lifetime)3本」としています[3][8]。無料で試せる取り込みは、通算3本です。

また、1時間の会議を取り込んでも、無料では冒頭の30分しか読めません。長い録音の精度や使い勝手を確かめたい人は、最初の1本を30分以内に切った音声で試したほうが、貴重な3本を無駄にしません。

Otterの有料プランでは、Proは取り込みが月10本まで、Businessは本数の制限がなく、月6,000分までです[3][8]。料金や上限は変わるため、契約前に公式の料金ページで確かめてください。

数字が食い違うとき:Firefliesの例

Firefliesは、同じ会社の公式資料で数字が違います。

  • ヘルプセンター(アップロードの案内): 音声は500MBまで、長さは150分まで。動画は有料プランで2GB[5]
  • API(プログラムからのアップロード)の資料: 音声は200MBまで、動画は有料プランで1.5GB[6]

この違いは、画面から手で取り込む場合とAPIを使う場合で、扱いが分かれているためかもしれません。ここで確かなのは、2つの資料で数字が違うという事実だけです。理由までは、どちらにも書かれていませんでした。

実務では、画面から取り込むなら、ヘルプの500MB・150分を目安にします。APIで自動化するなら、200MBを前提に小さめのファイルに分けておくと安全です。

もう一つ、Firefliesは有料プランで、取り込んだ分が月ごとの処理枠に数えられます。ヘルプでは、1ユーザーあたり月3,000分で、超えると1分あたり0.01ドルです[5]。3分未満の録音は、要約が作られません[5]。

上限を超えたときは、時間ぴったりではなく話の区切りで切る

2時間30分を超える録音を、Firefliesに入れたい。そんな場面では、ファイルを分けるしかありません。切る位置は、時間ぴったりではなく、話題が変わる区切りにするのが無難です。

分けたあとに起きる問題は、筆者の見立てでは3つあります(公式ヘルプに書かれた内容ではありません)。

  1. 要約がファイルごとに別のノートになり、全体の決定事項が散らばる
  2. 後半のファイルでは、前半で出た人名や略語が文脈として渡らない
  3. 話者の名前付けを、ファイルごとにやり直す必要がある

1つ目は、分けたノートの先頭に、会議名と「前半」「後半」を入れておけば、あとで探せます。2つ目は、固有名詞の辞書登録で減らせます。方法は、AI議事録の固有名詞を辞書登録で直す方法にまとめています。3つ目は、話者名のずれを直す手順が話者名がずれたときの直し方にあります。

切る道具は、パソコンに入っている録音編集アプリや、無料の音声編集ソフトで足ります。Nottaのヘルプも、音声や動画の編集(カット)機能は提供していないので、事前に別のツールで加工してから取り込むよう案内しています[1]。

取り込む前の5分チェック

実際にファイルを入れる前に、次の5つを確認しておくと、止まる原因の大半は先に潰せます。

1. 録音の長さ:   時間   分(Firefliesは150分、OtterはProで90分、Nottaは話者識別で3時間まで)
2. 保存形式:    m4a / mp3 / wav / その他(m4aかmp3が無難)
3. 容量:      MB(Firefliesは音声500MB、NottaとRimo Voiceは1GB)
4. 無料枠の残り:  取り込める本数、月の文字起こし時間
5. 録音の同意:   参加者に伝えてあるか

5つ目は、取り込みの技術とは別の話ですが、あとから録音を扱う場合も、録ること自体は事前に伝えておくのが基本です。伝え方の例文は、AI議事録の録音アナウンス例文が使えます。

選び方の目安

ここまでの数字から、筆者なりに目安を書きます。公式の推奨ではなく、上限の数字から導いた読み方です。

  • 2時間30分を超える録音を、分けずに入れたい: Notta(有料プランで5時間、話者識別は3時間)、Rimo Voice(5時間未満)、Otter.ai(Businessプランで4時間)が候補。OtterのProは90分まで、Firefliesは150分までなので、分割が前提になる
  • 無料で、まず1本試したい: Otterは通算3本・各30分まで。Nottaの無料プランは1回3分までなので、長い録音を試すのには向かない。Firefliesの無料も、取り込めるファイルの条件は有料と近いが、動画は100MBまで。Rimo Voiceは無料プランではなく、無料トライアルで試す形。文字起こしプランは音声60分、プロプランは1週間[9]
  • 話者を識別して取り込みたい: Nottaは3時間までなので、長い会議は先に区切る
  • 容量の小さいスマホ録音が中心: どのツールでも上限に当たりにくい。形式はm4aに

個別の使い心地や料金は、各ツールのレビューで見られます。Notta、Otter.ai、Rimo Voice、Firefliesの順に確認してください。全体の見比べは、AI議事録ツール5選の比較にあります。

まとめ

録音ファイルを後から取り込むときは、容量より先に、録音の長さを見ます。Firefliesは150分、Nottaは有料プランで5時間(話者識別は3時間)、Rimo Voiceは5時間未満、OtterはProで90分、Businessで4時間です。無料のまま使う場合は、Otterは通算3本・1本30分まで、Nottaは1回3分までという別の壁があります。

まず、手元の録音を1本開き、長さと形式をメモしてください。2時間30分を超えているなら、取り込む前に話の区切りで分けておくのが近道です。試す順番は、AI議事録ツールのトライアル評価シートの項目に合わせると、ツール同士を並べやすくなります。

Sources

[1] https://support.notta.ai/hc/ja/articles/10818399847067-%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88 — ローカルファイルのインポート – Notta ヘルプセンター [2] https://help.otter.ai/hc/en-us/articles/360047733574-Import-an-audio-or-video-file — Import an audio or video file – Otter.ai Help Center [3] https://help.otter.ai/hc/en-us/articles/360047538094-Conversation-import-and-app-limits-on-the-Basic-free-plan — Conversation, import, and app limits on the Basic free plan – Otter.ai Help Center [4] https://guide.rimo.app/ja/articles/8879891-%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%81%A8%E8%A8%98%E9%8C%B2%E6%99%82%E9%96%93%E3%81%AE%E4%B8%8A%E9%99%90 — ファイルサイズと記録時間の上限 – Rimo Help Center [5] https://guide.fireflies.ai/articles/3893959957-how-to-upload-and-transcribe-audio-or-video-files-in-fireflies — How to Upload and Transcribe Audio or Video Files in Fireflies – Fireflies Knowledge Base [6] https://docs.fireflies.ai/fundamentals/limits — Limits – Fireflies.ai API Documentation [7] https://support.notta.ai/hc/ja/articles/55447618158491 — Notta料金プランの選び方 – Notta ヘルプセンター [8] https://otter.ai/pricing — Pricing – Otter.ai [9] https://guide.rimo.app/ja/articles/8902494 — 無料トライアルの始め方 – Rimo Help Center

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