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Semblyレビュー:日本語に対応し、無料は月1時間まで。ボットが入るAI議事録をどう試すか

Semblyレビュー:日本語に対応し、無料は月1時間まで。ボットが入るAI議事録をどう試すか
目次

Semblyの料金ページを開くと、無料のFree Trialの欄に「Meeting hours, per user each month: 1 hour」と書かれています。[1] 会議の取り込みが、1人あたり月1時間までということです。週に1回の定例を30分やる人なら、2回で上限に届きます。無料で試す前に、ここだけは知っておいたほうがいい数字です。

Semblyは、会議に「Sembly」という参加者が入り、録音・文字起こし・要約・タスク抽出までを行うAI議事録です。日本語は対応言語の一覧に入っています。[2] 一方で、公式ページの説明は「プロフェッショナルサービス向け」の色が濃く、クライアントごとの資料づくりまで視野に入っています。[1] 本記事は、2026年10月9日に確認した公式の料金ページ、製品ページ、Trust Centerに基づきます。料金や機能は変わるので、契約の前に本文の公式リンクで最新の表示を確かめてください。日本語の会議で精度を測った記事ではなく、日本語の文字起こしを実際に試した結果は載せていません。

料金は、取り込み時間とクレジットの二本立てです

料金ページの表示を整理します。[1]

  • Free Trial: 月0ドル。月750クレジットに加えて、新しいワークスペースに1,750クレジットが一度だけ付く。会議の取り込みは1人あたり月1時間まで。会議履歴は2か月
  • Basic: 年払いで月10ドル(月払いは17ドル)。1ユーザー専用。月2,500クレジット。会議の取り込みは無制限。会議履歴は1年
  • Pro: 年払いで1ユーザー月20ドル(月払いは29ドル)。最大40ユーザー。月3,000クレジット。カスタムの議事録テンプレート、複数会議をまたぐAIチャット、カスタム辞書が付く。履歴は2年
  • MAX: 年払いで1ユーザー月30ドル(月払いは39ドル)。3〜500ユーザー。月3,500クレジット。SSO、監査ログ、無制限の履歴が付く
  • Enterprise: 個別見積もり。10ユーザーから

ここで押さえたいのは、時間とクレジットが別のものだという点です。Basic以上は「文字起こしを含む取り込みは無制限」と書かれていて、時間では縛られません。[1] クレジットは、Semblyが行うAIの作業を数えるためのものです。公式のFAQは「Credits meter the AI work Sembly performs for you」と説明し、使い切れなかった分はBasicとProでは月末に失効するとしています。[1] 1回の要約や資料作成で何クレジット減るのかは、料金ページには書かれていません。

つまり、無料で試すときに最初にぶつかるのは、クレジットではなく月1時間のほうです。有料のBasicなら取り込みの上限はなくなり、残りの制約はクレジットになります。月払いと年払いの差も大きく、Basicは17ドルと10ドルで、1.7倍ほど違います。

会議には「見える参加者」として入ります

Semblyは、会議に参加者として入る方式です。公式のZoom向けページは、Semblyのエージェントが「visible participant」として入り、全員から見えると説明しています。入ったことを知らせるチャットの通知と、録音を知らせるメールも送られます。[3]

使い方は、カレンダーをつないで、すべての会議に自動で入れるか、特定の会議にだけ手動で招待するかを選びます。[3] 対応する会議サービスは、料金ページの表ではGoogle Meet、Teams、Zoom、Webexです。[1] 対面の打ち合わせは、パソコンのマイクを許可すれば録れると書かれています。[2] 録音の途中で、機微な話題の間だけ一時停止して再開することもできます。[3]

ボットが入る方式は、参加者に録音が分かる反面、取引先との会議では「何者がいるのか」と聞かれることがあります。Proには、通知と同意を追跡する機能があると料金ページに載っています。[1] 同意の取り方は、AI議事録の録音アナウンス例文にまとめた5項目が使えます。ボットを入れたくない会議なら、ブラウザの字幕から取るTactiqや、手元録音のJamieのほうが合います。

日本語は対応言語に入っています。ただし数字が揃っていません

製品ページのFAQは、Semblyが48言語に対応するとして、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、オランダ語などと並べて日本語を挙げています。[2] 料金ページの表は「45+」という表記です。[1] 48は45以上に含まれるので矛盾はありませんが、ページごとに数え方が違うため、対応言語は契約の前に自分の目で確認したほうが安全です。

料金ページには「Mixed-language meetings」にチェックが付いています。[1] 日本語と英語が混ざる会議で、どこまで正しく拾えるかは、公式の説明だけでは分かりません。固有名詞の誤変換を減らす「Custom vocabulary」は、Pro以上の機能です。[1] 辞書の作り方は、AI議事録の固有名詞を辞書登録で直すで整理しています。無料やBasicでは、辞書に頼らず会議後に直す前提になります。

録ったあとは、議事録からタスクと資料まで

Semblyが会議のあとに出すのは、議事録、要約、タスクです。製品ページは、決定事項や次のアクションをまとめた議事録に加えて、リスクや課題を拾う「Key Items」の抽出も挙げています。[2] ただし料金表では、リスク、課題、注目すべき出来事の抽出はPro以上の機能で、Free TrialとBasicには付きません。[1] 話者の識別と、タイムスタンプ付きの検索もあります。[3]

特徴的なのは、議事録を土台に資料まで作る方向です。料金ページは、Semblyが蓄えた知識から、プレゼン、レポート、事例紹介、営業提案といった成果物を作れると説明しています。出力形式は.pptxと.docxです。[1] クライアントごとにロゴや配色をそろえる「ブランド」の枠もあり、Basicで50、Proで200です。[1] 議事録だけが欲しい人には、この部分は余分に見えるかもしれません。会議の記録を、顧客向けの報告書まで持っていく人向けの設計です。

Proでは、複数の会議をまたいでAIに質問できます。[1] 過去の会議をまとめて調べたい人には効きますが、これもクレジットを使うはずなので、先に減り方を確かめたい部分です。

データの扱い

Trust Centerは、Enterpriseの顧客の音声・動画・テキストをモデルの学習に使わないと明記しています。それ以外のプランについては「opt-out設定で管理できる」とあります。[4] 無料やBasicで社内の会議を扱うなら、最初に学習への利用をオフにする設定を探すのが先です。

認証と準拠は、SOC 2 Type IIの取得、GDPRへの準拠が示されています。HIPAAへの対応は、料金表ではMAX以上の項目です。[1] 外部の委託先(サブプロセッサー)の一覧も公開されています。[4] 保存期間を設定できるのはPro以上です。[1] Free Trialは会議履歴が2か月、Basicは1年と期間が限られているので、残したい議事録は自分で書き出しておくと安心です。[1] 保存期間の考え方は、AI議事録の保存期間をどう決めるかにまとめています。

良い点

ここが強い

  • 日本語が公式の対応言語に入っている[2]
  • 混在言語の会議に対応と書かれている[1]
  • Google Meet、Teams、Zoom、Webexに加えて、マイクで対面の会議も録れる[1][2]
  • Basic以上は、会議の取り込みが無制限[1]
  • 議事録から、.pptxや.docxの成果物まで作れる[1]
  • SOC 2 Type IIの取得とGDPRへの準拠を公表している[1][4]

確認したい点

ここは確認を

  • Free Trialは、会議の取り込みが月1時間まで[1]
  • 1回の作業で何クレジット減るのかが、料金ページに書かれていない[1]
  • 未使用のクレジットは、BasicとProで月末に失効する[1]
  • 会議サービスでは、ボットが見える形で入る方式[3]
  • カスタム辞書とデータ保存期間の設定は、Pro以上[1]
  • リスクや課題の抽出は、Pro以上[1]
  • 学習への利用は、Enterprise以外ではopt-outの設定が必要[4]
  • 日本語の文字起こしの精度は、公式の資料からは判断できない

向いている人

  • 日本語と英語が混ざる会議が多く、ボットが入ることに抵抗がない人
  • 議事録をもとに、顧客向けの報告書や提案資料まで作りたい人
  • 月に1時間では足りないが、複数人の大きな契約はまだ不要な、一人で動く担当者

逆に、会議にボットが見えることを避けたいなら、別の選択肢を先に見てください。ボット参加型どうしで比べるなら、検索とタスク連携に強いFireflies.aiや、会議の分析に寄ったRead AIがあります。全体の比較は、AI議事録ツール5選の比較で確認できます。

月1時間の中で、日本語の会議を1本だけ試すなら

無料の枠は月1時間です。本番の会議で使い切ってしまわないように、次の順で試してみてください。

  1. Free Trialで登録し、カレンダーをつなぐ。自動参加はオフにして、手動で招待する
  2. 参加者に、録音とボットの参加を先に伝える
  3. 10〜15分の短い会議を1本だけ、日本語で録る
  4. 文字起こしで、金額、日付、社名、人名が残っているかを見る
  5. 要約が日本語で出るか、タスクの担当と期限が合っているかを見る
  6. 録音の前後で、クレジットの残りがどれだけ減ったかを控える

この6つで、日本語の実用度と、クレジットの減り方が分かります。観点はAI議事録ツールのトライアル評価シートに合わせると、他のツールと並べやすくなります。

Semblyは、無料の枠が小さい代わりに、有料になったあとの取り込みに上限がありません。まず月1時間で日本語を試し、足りるかどうかは、クレジットの減り方を見てから決めるのが筋です。

Sources

[1] https://www.sembly.ai/pricing/ — Pricing and Plans | Sembly AI [2] https://www.sembly.ai/ai-meeting-transcriptions-and-recordings/ — The Ultimate AI for Meeting Transcriptions and Recordings | Sembly AI [3] https://www.sembly.ai/ai-zoom-meeting-transcription-software/ — Meeting Intelligence for Zoom | Sembly AI [4] https://trustcenter.sembly.ai/ — Sembly AI Trust Center

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