AI議事録ツール5選を比較【2026年版】料金・無料枠と用途別の選び方
目次
AI議事録ツールは「どの会議を記録するか」と「誰に、どんな形で共有するか」を決めると絞りやすくなります。 安いプランでも要約が付かない場合があり、無料で使えても会議1本を最後まで処理できるとは限りません。
この記事では、Notta・Rimo Voice・Otolio(旧スマート書記)・toruno・Zoom My Notesを、用途、料金、無料枠、導入前の注意点で比較します。
比較の前提
- 情報確認日:2026年9月6日。各社の公式料金ページ・ヘルプ・機能紹介を参照しています。
- 本記事は公開情報による比較です。5製品を同じ音声で実測したランキングではなく、文字起こし精度や要約品質の順位は付けていません。
- 用途別の候補は、公開機能から判断した当サイトの提案です。実際の修正時間や使いやすさはトライアルで確認してください。
- 本文中「(紹介リンク)」と付いたリンクはアフィリエイトリンクで、リンク経由でお申し込みがあると当サイトに報酬が支払われる場合があります。
まず結論:用途から候補を選ぶ
| サービス | 向く場面 | 見落としやすい制限 |
|---|---|---|
| Notta | 多言語の会議や翻訳を含めて運用したい | 翻訳の種類・追加料金が分かれる。無料枠は1回3分など、会議1本を通せない上限がある |
| Rimo Voice | 要約を作り、AIとの対話で会議内容を整理したい | 文字起こしのみのプランにはAI要約がない。プロでもAIはクレジット制 |
| Otolio 旧スマート書記 |
多人数にアカウントを配り、組織で利用したい | 人数課金なしでも、初期費用とAIクレジット(AI処理の利用量の単位)の見積もりが総額を決める |
| toruno | 発言と一緒に、画面に映った資料も振り返りたい | Mac用のリアルタイム記録アプリはない。AI要約付きプランの費用も別途確認 |
| Zoom My Notes | 会議ボット(会議へ自動参加する記録用プログラム)を入れず、Zoomや他社の会議を記録したい | 契約プラン・管理者設定次第。BasicのAIノートは回数上限がある |
各サービスの根拠と詳しい条件は、この後の料金表・個別解説にまとめています。まず自分の用途に近いものを2つ選んでください。
会議アプリ別の入口(Zoom / Meet / Teams)
普段の会議がどこで開いているかで、先に読むページを分けます。専用ツールを増やす前に、いまの会議アプリの内蔵機能で足りるか確認してください。横断比較や他社サービスは会議ツール内蔵のAI議事録比較もあわせてどうぞ。
| 使っている会議 | まず内蔵機能 | 足りないときの専用・横断 |
|---|---|---|
| Zoom | Zoom My Notesレビュー、内蔵比較 | 上の用途別表へ。翻訳を試すならNottaの料金を公式サイトで確認(紹介リンク) |
| Google Meet | Meet「メモを取る」レビュー、内蔵比較 | 上の用途別表へ。多言語ならNottaの料金を公式サイトで確認(紹介リンク)、要約・編集ならRimo Voice公式 |
| Microsoft Teams | Teamsインテリジェント要約レビュー、内蔵比較 | 上の用途別表へ。ボットなし横断ならZoom My Notes、翻訳ならNottaの料金を公式サイトで確認(紹介リンク) |
| その他 Slack など |
内蔵比較(Slackハドルなど該当機能がある場合) | この記事の5選比較(上の用途別表・下の料金表)へ進む |
料金・無料枠・AI要約の条件を比較
月払いと年払い、個人料金と組織料金は分けて読んでください。 以下はAI要約を使う場合の代表的なプランです。各社の最安プランを並べた順位表ではありません。税込・税抜は公式表記に合わせ、年払いは支払総額も記載しています。
| サービス/プラン | 料金の目安 | 利用枠・無料体験 |
|---|---|---|
| Notta プレミアム 料金を公式サイトで確認(紹介リンク)・月払いの案内 |
月払い1,980円/1人(税込) 年払いは総額14,220円(月換算1,185円) |
有料:月1,800分・1回5時間、AI要約月100回 無料:月120分・1回3分、AI要約月10回 |
| Rimo Voice プロ 公式料金 |
月払い4,950円/個人(税込) 文字起こしのみは月払い1,650円(税込) |
プロ:文字起こし無制限、AI 1,000クレジット 文字起こしのみ:月2,100分、AI要約なし カード登録不要の体験あり(期間・上限は申込時に確認) |
| Otolio 公式料金 |
要見積もり(公式への個別問い合わせ) 初期費用+月々のAIクレジット 人数課金なし |
契約したクレジット枠で利用 14日間の無料体験(商用契約を検討する法人・団体向け) |
| toruno ビジネス AI要約 公式料金・機能 |
月30時間プラン:27,000円/組織(税抜) 超過900円/時間(税抜) 人数課金なし |
組織内の記録時間を合算 AI要約の費用込み 法人向け3週間の無料体験あり |
| Zoom My Notes 公式プラン |
対象プランに含まれる 日本向け有料価格は契約画面で確認 |
公式英語ページではBasicのAIノート作成は月3回、有料のMy Notesは無制限と案内 自分のアカウントで提供範囲を確認 |
「無料」「無制限」で見落としやすい3点
- 月の合計時間と1回の上限は別です。 Nottaの無料プランは月120分でも1回3分までなので、通常の定例会議を丸ごと比較する用途には足りません。無料プランと有料プランのトライアルは分けて確認しましょう。
- 文字起こし無制限でも、要約まで無制限とは限りません。 RimoのプロはAIクレジット制です。記録できる量と、その後にAIで処理できる量を別々に見積もります。
- 個人向けの料金とチーム導入費は別です。 共有・管理機能のために上位プランが必要になる場合があります。人数、月間会議時間、要約回数をそろえて比較します。
たとえば「60分の会議を月20本」なら、記録対象は月1,200分、要約は20回です。これに利用アカウント数を添えて料金を確認すれば、人数課金と時間課金を同じ利用条件で検討できます。同じ会議を複数人が記録する場合の集計方法も確認してください。
無料枠で詰まりやすい場面(制限のかけ方)
料金の単位や契約形態の分類ではなく、トライアル中に「普段の会議で試せない」と感じやすい制限の切り口です。表内の数値・条件は変更されるため、いずれも公式で要確認(情報確認日:2026年9月6日。本文料金表と同じ)。上表の「利用枠・無料体験」とあわせて読んでください。
| 制限のかけ方 | 困る場面 | 例(公式で要確認) |
|---|---|---|
| 1回あたりの分数上限 | 定例の60分会議を1本通せないまま、精度や話者分けを判断させられる | Notta無料:1回3分 など |
| 月間の合計時間・回数 | 候補を並べて試す途中で枠が尽き、同じ条件で2本目以降を比較できない | Notta無料:月120分、Zoom BasicのAIノート:月3回 など |
| 要約・AIだけ別枠 | 文字起こしはできても、共有できる議事録になるまでの工程を評価できない | RimoのAIクレジット、各社の要約回数上限 など |
| 期間限定トライアル | 稟議(社内の承認手続き)や複数人での評価が期限に間に合わず、体験だけ終わってしまう | Otolio:14日間、toruno法人:3週間 など |
無料で継続できるプランと、有料前提の期間限定トライアルは別物です。試す前に「1回の上限」「月の合計」「要約の枠」「期限」のどれで止まるかをメモしておくと、上表の料金行と突き合わせやすくなります。
各サービスの強みと注意点
Notta:翻訳も含めて会議を記録したいとき
NottaはWeb・スマホなどから記録でき、Zoom・Teams・Google Meet等の文字起こしに対応しています。翻訳を含む運用を検討する際の候補です。ただし、テキスト翻訳、リアルタイム翻訳、2か国語文字起こし・翻訳は別の機能で、追加契約や利用回数の条件が異なります。機能・料金表を公式サイトで確認(紹介リンク)で、使いたい翻訳方式を確認してください。
試すときは、実際に使う言語の組み合わせと固有名詞を含む音声を用意します。翻訳の有無だけでなく、話者の修正や共有先への出力にかかる手間も比べましょう。Nottaの紹介記事
Rimo Voice:文字起こしから要約・編集まで進めたいとき
Rimoのプロプランは、Botによる録画、AI要約、会議内容についてのAIとの対話をまとめて使える個人向けプランです。月1,650円の文字起こしプランには議事録要約が含まれないため、AI議事録を作りたいならプロ以上を比較対象にします。 チームの共同作業と管理機能にもプランの違いがあります。Rimo公式料金
日本語の会議を試す際も、文章の読みやすさに加え「保留事項を決定事項と取り違えていないか」「担当者と期限が残っているか」を確認してください。日本語特化という紹介だけで、他社より高精度だとは判断できません。Rimo Voiceの紹介記事
Otolio:組織全体に利用を広げたいとき
Otolioはスマート書記から名称が変わったサービスです。料金は人数単位ではなく、初期費用とAIクレジットで構成されます。多くの社員にアカウントを配る運用では比較候補になりますが、人数課金がないことと、総額が安いことは別です。 月間の会議量とAI処理量を伝え、初期費用も含めて見積もりを取りましょう。Otolio公式料金
14日間の体験は、商用契約を検討する法人・団体が対象です。管理者と一般利用者の両方で試し、閲覧範囲や外部共有を社内ルールに合わせられるか確認します。公式の体験条件・Otolioの紹介記事
toruno:発言と資料画面を一緒に振り返りたいとき
torunoは、文字起こし・音声・画面キャプチャを組み合わせて記録できます。資料を見ながら「この数字」「こちらの案」と話す会議で、後から文脈を確認する用途に向いています。AI要約付きの法人プランは、組織内の記録時間を合算して課金する仕組みです。toruno公式
端末の条件は先に確認しましょう。 公式FAQではMac用アプリは提供されておらず、Mac等で録音・録画したファイルのアップロードには対応すると案内されています。画面ごとのリアルタイム記録と、ファイルを後で取り込む運用は分けて検討してください。対応端末・利用方法
個人向けには別料金のtorunoパーソナルがあります。法人のAI要約付きプランと同じ条件として比較しないようにしてください。torunoの紹介記事
Zoom My Notes:会議ボットを入れずに記録したいとき
My NotesはZoomだけでなく、Teams・Google Meetなど他社の会議や対面の会話も対象にしたノート機能です。会議ボットを追加しない運用を重視するなら候補になります。ただし、Zoomを使っていれば誰でも追加費用なしで無制限に使えるとは言い切れません。公式ページでもBasicと有料プランで利用枠が異なります。Zoom公式の機能・プラン
まず自分のアカウントで機能が使えるか、管理者設定と対応アプリを確認します。ボットの有無にかかわらず、録音・文字起こしを行うことを参加者へ説明し、同意を得て試しましょう。Zoom My Notesの紹介記事
精度は「共有できる議事録になるまで」で比べる
最終候補を2つに絞ったら、参加者の同意と社内ルールを確認したうえで、同じ会議音声を使って試します。録音済みファイルに対応していない機能は同じ会議で並行して使い、入力条件の違いを記録してください。
- 重要語: 人名、社名、金額、日付、否定表現が正しいか。
- 話者: 発言者を取り違えていないか。修正は簡単か。
- 要約: 決定事項・担当者・期限が残り、未決事項を断定していないか。
- 仕上げ: 誤りを直して共有するまでに何分かかるか。
- 運用: 必要な相手だけに共有でき、不要な音声や記録を削除できるか。
「精度が高そう」という印象よりも、社内で共有できる状態までの修正時間を記録すると導入効果を比べやすくなります。詳しい手順はトライアル評価シート、情報管理の確認事項はセキュリティチェックリストにまとめています。
総合ベストは無い。いまの状況から選ぶ Quick Picks
用途別の表とは別に、Quick Picks(状況別のおすすめ候補)としていま起きている状況から候補を拾う入り口です。職種カードでも、機能一覧の「用途別」でもありません。どの会議でも万能な総合1位は置いていません。
今週ゼロ円で会議メモを残す
まずは会議アプリに付いているメモ機能で十分か確認し、試し書きだけ別サービスに振る、という進め方です。無料枠の分数・回数は変更されるため、公式で要確認です。
ボットを入れずに顧客通話を残す
会議ボットを追加しにくい顧客接点では、ボットなしで記録できる候補から見ます。
文字起こしから共有できる議事録まで一気に進める
起こしたテキストを、共有できる議事録の形までまとめる工程を一気に試したいときの候補です。
翻訳・多拠点会議も含めて記録する
言語が混ざる会議や、拠点をまたぐ記録を同じ運用に載せたいときの候補です。翻訳の種類と追加条件は公式で要確認です。
多い会議の型から候補を見る
職種名だけでツールを決め打ちする表ではありません。チームで多い会議の型に近い行から、レビューへ進むための入口です。
| チームの例 | 多い会議の型 | 先に見る候補 |
|---|---|---|
| 営業・CS(顧客対応) | 顧客・多言語 | Nottaレビュー |
| 総務・情シス(情報システム部門) | 権限・組織展開 | Otolioレビュー |
| コンサル・フリーランス | 整形・編集 | Rimo Voiceレビュー |
| エンジニア・PdM(プロダクトマネージャー) | 既存スイート優先 | 内蔵比較、または Zoom My Notesレビュー |
| 設計・製造・品証 | 資料画面と発言を一緒に振り返る | torunoレビュー |
詳しい条件や料金の読み方は、この記事の用途別表・料金表に戻って突き合わせてください。
レーンを変えるときの分かれ目
保存先・学習利用・権限・削除の確認はセキュリティチェックリストの範囲です。録音の最初の伝え方は録音アナウンスの記事に分けています。ここでは、いま選んでいるレーン(ツール選びの筋道)が合わなくなったときに、別レーンへ移す合図だけを短いブロックにします。上位プランへの引き上げ案内ではありません。
同意・開示
参加者への同意や開示の運用が、いまの記録方法と噛み合わないときは、ボットを増やさない内蔵寄りのレーンや、Quick Picksの「ボットを入れずに顧客通話を残す」へレーンを変えます。Zoom / Meet / Teams から入り直す場合は、各アプリのレビューと会議ツール内蔵のAI議事録比較を使います。
CRMへの自動投入でノイズが増える
議事録をCRM(顧客管理ツール)へ自動で流した結果、案件メモが散らかる・確認前に上書きされる、といったノイズが増えたときは、連携前提のレーンから一度離れ、Quick Picksの「文字起こしから共有できる議事録まで一気に進める」や、共有前に人が整える運用へレーンを変えます。プランの上位化ではなく、レーンの付け替えが先です。
不在の会議をカバーできない
自分が入っていない会議まで自動で拾えない/拾いすぎる、というずれ方は、専用ツールの自動参加に寄せる前に、会議ツール内蔵の比較とQuick Picksのゼロ円・ボットなしレーンから、カバー範囲の前提を付け替えます。
よくある質問
無料だけで会議の議事録を作れますか?
会議の長さ・回数と必要な機能が無料枠に収まれば候補になります。ただし、月間の合計時間だけでなく1回あたりの時間、要約回数、全文の閲覧・書き出し条件まで確認してください。期間限定トライアルは、無料で継続利用できるプランとは別です。
日本語の文字起こしが最も正確なのはどれですか?
本記事では同条件の実測を行っていないため、1位は決めていません。固有名詞が多い会議、複数人が同時に話す会議など、自分たちの利用場面を代表する音声で比べてください。
会議ツールの標準機能と専用ツールはどちらがよいですか?
既存契約の機能で記録・要約・共有まで完了するなら、まずその運用を試します。対面会議や複数の会議ツールをまたぐ記録、翻訳、組織での管理などに不足があれば、必要な機能を持つ専用ツールと比較してください。
迷ったら、用途と予算で2候補に絞る
まず用途別の表から候補を選び、料金表で「必要な機能が付くプラン」と「会議を最後まで試せる枠」を確認します。そのうえで同じ会議を使い、修正から共有まで試してください。料金の安さだけでなく、毎回残る手作業とチームで運用できる条件まで比べると、選ぶ理由が明確になります。
料金・機能は改定されるため、契約前には本文中の公式リンクから最新条件を確認してください。