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Supernormalレビュー:ボットなしのデスクトップ録音は、日本語の会議で使えるか

Supernormalレビュー:ボットなしのデスクトップ録音は、日本語の会議で使えるか
目次

Supernormalのヘルプセンターには、対応言語を並べた63言語の一覧があります。Japanese(ja-JP)もその中に入っています。ところが同じページの冒頭には、2026年4月2日にChrome拡張とボットを終了したあと、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スウェーデン語、ポルトガル語以外は対応しない、と書かれています。[3] 日本語の会議で使えるかどうかは、この一文で決まりかけています。

Supernormalは、会議にボットを入れず、パソコンのアプリで音声を取り込んで議事録にするAIノートです。2026年4月から、会議の記録は公式にデスクトップアプリ経由だけになりました。[5] 本記事は、2026年10月7日に確認した公式の料金ページ、製品ページ、セキュリティのページ、ヘルプセンターの記事に基づきます。料金や対応言語は変わるので、契約の前に本文の公式リンクで最新の表示を確かめてください。同じ日本語の会議で精度を測った記事ではありません。日本語を実際に録音して確かめた結果は載せていない、という前提で読んでください。

日本語は、いまの記録方法の対応言語に入っていません

先に、いちばん大きい論点から整理します。

Supernormalのヘルプは、記録の方法ごとに対応言語が違います。

  • デスクトップアプリ(バージョン2.0.0以降): 英語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、フランス語、スウェーデン語、ポルトガル語[3]
  • 63言語の一覧(日本語を含む): Chrome拡張とボットが対象。2026年4月2日に終了[3]

ヘルプセンターの別の記事は、デスクトップアプリの対応言語について、近い将来に拡張する予定は今のところない、と答えています。[5] 日本語の会議で使いたい人にとっては、「対応する予定が公式に示されていない」状態です。

細かい食い違いもあります。同じ記事のなかで、見出しは「6言語」と書き、別の段落は英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語の6つを挙げています。[5] 一方、デスクトップアプリの記事とヘルプの一覧は、スウェーデン語を加えた7つです。[3][4] ヘルプの記事ごとに更新の時期が違うためと思われますが、どちらにも日本語は入っていません。

設定には、文字起こしの言語を選ぶ項目があります。macOSでは、言語を英語以外にすると、話されている言語を自動で判別して文字起こしします。Windowsでは、設定に関係なく自動判別です。[10] この仕組みだけを読むと、日本語の音声が入っても動くのかもしれません。ただ、公式が対応言語として挙げていない以上、日本語の精度や、要約が日本語で出るかどうかは、ここでは判断できません。仕事の会議で使う前に、無料枠で自分の音声を試すのが筋です。

料金はクレジット制です

料金ページの表示は、次のとおりです。[1]

  • Free: 月0ドル。月15クレジットで、1日に使えるのは5クレジットまで。ボットなしの議事録作成、スライドや画像、スプレッドシートの生成、プロジェクト数の制限なし、他ツールとの連携が付く
  • Team: 月20ドル。月50クレジット。1日の上限なし、使い切れなかったクレジットは翌月へ繰り越せる、席数に制限なし(クレジットはチームで共有)、Supernormalのバッジを外せる
  • Business: 月40ドル。月50クレジット。Teamの内容に加えて、SSO、監査ログ、データ保存期間の設定、メンバーの閲覧権限と管理機能が付く
  • 年払い: Teamは「Save $24」、Businessは「Save $48」と表示されている

注目したいのは、時間でも件数でもなく、クレジットで数える点です。ヘルプは、1クレジットで何ができるかの内訳を公開していません。AIの作業は内容によって計算量が大きく違うため、とだけ説明しています。[6] つまり、30分の会議を何回録音できるかは、料金表からは分かりません。無料の月15クレジットで、録音だけなのか、スライドを作ったあとも残るのかは、使って減り方を見るしかありません。

さらに、無料枠は1日5クレジットという別の天井もあります。[6] 月15クレジットを、一日で使い切ることもできません。週に一度の定例だけを録るなら、1日の上限は気にならないはずですが、毎日会議が入る人は、先に日の上限にぶつかる可能性があります。

ボットなしで録る方法は3つあります

Supernormalのアプリは、パソコンのマイクと音声から会話を取り込みます。会議にボットが入ることはありません。[2] 動作の条件は、Appleシリコン搭載のMacでmacOS 14.4.1以降、またはWindows 11以降です。[2]

記録を始める方法は、ヘルプによると3つです。[7]

  1. カレンダーを接続しておくと、会議の開始前に通知が出て、そこから記録を始める
  2. 会議の自動検出を使う。会議に入ると検出の通知が出て、15秒のカウントダウンのあとに自動で記録が始まる
  3. メニューバーのロゴから、いつでも「New capture」で手動で始める

自動検出の設定は「Capture Meetings Automatically」で、会議を開いて参加している必要があります。[11] ZoomやTeams、Google Meetだけでなく、Slackのハドルのように予定にない通話も対象になります。[7][8]

対面の会議にも使えます。ヘルプは、パソコンのマイクで取り込める会話として、対面の会話、リハーサル、雑談のような打ち合わせ、パソコンから流れる音声を挙げています。[8] 電話の通話は、パソコンの音声経由なら録れる一方、スマートフォンのアプリでは、通話の記録がまだできません。[8] 電話の記録をしたい人は、パソコンから発信する形になります。

ボットを入れない方式は、相手が録音に気づく手がかりがありません。会議の冒頭に口頭で伝える、事前にメールで知らせるといった運用は、使う側で決めておく必要があります。例文は、AI議事録の録音アナウンス例文が使えます。

録ったあとは、議事録から次の仕事まで進めます

記録が終わると、ブラウザでSupernormalが開き、文字起こしとメモが表示されます。メモはその場で編集でき、自動で保存されます。[12] 画面の下の「Work with this meeting」の欄に指示を書くと、AIの「エージェント」が議事録を元に作業します。公式の例は、議論した不具合からGitHubのIssueを作る、決定事項とその理由を文書にする、未解決の論点を挙げる、次回の議題案を作る、の4つです。[12]

製品ページも、議事録を土台に、スライド、フォローアップのメール、文書、カレンダーの招待を作れると説明しています。[2] 議事録を残すだけでなく、会議のあとの資料づくりまでを任せたい人向けの設計です。無料枠でも、スライドや画像、スプレッドシートの生成が付きます。[1] ただし、そうした生成にもクレジットを使うため、先ほどの月15クレジットの減り方に響きます。

データの扱い

セキュリティのページによると、メモは自分が共有するまで自分だけに見えます。通信はTLS 1.2以上、保存はAES-256で暗号化します。[9] SOC 2、HIPAA、GDPRへの対応も掲げています。[9]

AIの学習については、書き方に注意が必要です。ページには「有料プランでは、データはAIモデルの学習から完全に除外される」と書かれています。[9] 無料プランの扱いは、このページからは読み取れません。社内の会議や顧客の情報を無料プランで扱う前に、利用規約やプライバシーポリシーで確かめたほうが安全です。保存期間の設定が付くのはBusinessです。[1] 保存期間の考え方は、AI議事録の保存期間をどう決めるかにまとめています。

良い点

ここが強い

  • 会議にボットを入れず、パソコンのアプリで記録できる[2]
  • ZoomやTeams、Meet、Slackのハドルに加えて、対面や予定にない通話にも使える[7][8]
  • 議事録から、スライドや文書、メールの作成まで続けられる[2][12]
  • 無料でも、ボットなしの議事録作成が使える[1]
  • 有料プランでは、AI学習にデータを使わないと明記されている[9]

確認したい点

ここは確認を

  • デスクトップアプリの対応言語に日本語が入っていない[3][4]
  • 英語以外の言語を、将来対応する予定は公式に示されていない[5]
  • 料金はクレジット制で、1回の会議でどれだけ減るかが公開されていない[6]
  • 無料枠は月15クレジットで、1日5クレジットまで[1][6]
  • スマートフォンのアプリでは、電話の通話を記録できない[8]
  • 無料プランでのAI学習の扱いは、セキュリティのページから読み取れない[9]

向いている人

  • 会議の言語が英語やスペイン語、ドイツ語などで、ボットを入れたくない人
  • 議事録を元に、スライドや文書を作る作業まで一つにまとめたい人
  • 使った分だけ払うクレジット制のほうが合う人

逆に、会議のほとんどが日本語なら、いまのSupernormalを第一候補にするのは難しそうです。日本語が対応言語に入っているボットなしの選択肢なら、ブラウザの字幕から取るTactiqや、手元録音のJamieがあります。全体の見比べは、AI議事録ツール5選の比較で確認できます。

それでも日本語で試すなら、5分の録音を1本

日本語の会議で試したい場合は、本番の会議の前に、次の順で確かめてください。

  1. 無料のアカウントで、デスクトップアプリを入れる
  2. 録音することを、先に参加者へ伝える
  3. 5分ほどの短い日本語の会話を、1本だけ録る
  4. 文字起こしで、金額、日付、社名、人名が残っているかを見る
  5. 要約が日本語で出るか、英語に変わっていないかを見る
  6. クレジットの残りが、録音の前後でどれだけ減ったかを確かめる

この6つで、日本語が実用になるか、クレジットがどれだけ減るかが、自分の会議で分かります。観点はAI議事録ツールのトライアル評価シートに合わせると、他のツールと並べやすくなります。

Supernormalの選び方は、会議の言語がほぼ決めます。公式の対応言語に自分の言語が入っているかを、料金より先に見てください。

Sources

[1] https://www.supernormal.com/pricing — Supernormal pricing | Credit-based plans for teams [2] https://www.supernormal.com/meeting-notetaker — Bot-free AI meeting notetaker | Supernormal [3] https://help.supernormal.com/en/articles/7208097-which-languages-does-supernormal-support — Which languages does Supernormal support? [4] https://help.supernormal.com/en/articles/11801275-what-languages-does-the-supernormal-desktop-app-support — What languages does the Supernormal desktop app support? [5] https://help.supernormal.com/en/articles/13890833-how-and-why-has-supernormal-changed-this-past-year — How and why has Supernormal changed this past year? [6] https://help.supernormal.com/en/articles/14645308-usage-credits — Usage & Credits [7] https://help.supernormal.com/en/articles/11801221-how-to-capture-desktop-conversations — How to capture Desktop conversations [8] https://help.supernormal.com/en/articles/11801265-can-i-only-capture-online-meetings — Can I only capture online meetings? [9] https://www.supernormal.com/security — Security, and how we look after your data | Supernormal [10] https://help.supernormal.com/en/articles/5664813-setting-your-language-preferences — Setting your language preferences [11] https://help.supernormal.com/en/articles/14489157-set-your-capture-preferences — Set your Capture preferences [12] https://help.supernormal.com/en/articles/11801215-what-happens-after-supernormal-captures-my-meeting — What happens after Supernormal captures my meeting?

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