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Plaud Note Proレビュー:カード型レコーダーのAI議事録は、月の録音時間で料金が決まる

Plaud Note Proレビュー:カード型レコーダーのAI議事録は、月の録音時間で料金が決まる
目次

月に何回、会議や商談を録音するのか。Plaudを検討するときに最初に見るのは、機能表よりもこの数字です。Plaudは本体を買ったあとの文字起こしが「分数」で管理されていて、使う量によってかかる費用がはっきり変わるからです。

Plaud Note Proは、クレジットカードほどの大きさのAIボイスレコーダーです。公式ページによると、サイズは85.6×54.1×2.99mm、重さは30g。4基のMEMSマイクで最大5m先の声を拾い、対面の会話と通話を自動で見分けて録音します。[2]

本記事は2026年10月4日に確認した公式の製品ページ、料金ページ、サポート記事に基づきます。価格や分数は変わるため、購入前に本文の公式リンクで最新の条件を確かめてください。同じ日本語音声で精度を測った比較ではなく、日本語の聞き取りの良し悪しは本記事では判断していません。

本体を買うと、まず月300分が無料でついてくる

公式サイトの本体価格は、Plaud Note Proが30,800円(税込)です。[2] 本体にはStarterプランが付き、追加料金なしで毎月300分の文字起こしを使えます。サポートの説明では、Plaudのデバイスをアカウントに登録した時点でStarterが有効になります。[4]

300分は5時間です。1回60分の会議なら、月に5本まで。週1回の定例だけなら足りますが、毎日のように会議がある人は、月の半ばで使い切るかもしれません。

分数の消費にはルールがあります。サポートの記載をまとめると、次のとおりです。[4]

  • 分数は、録音したときではなく、文字起こしの処理が始まったときに引かれる
  • 録音データを本体からアプリへ転送するだけでは、分数は減らない
  • 処理が始まったあとで元の音声を消しても、分数は戻らない
  • 使い切っても録音は続けられ、文字起こしだけが次のリセットまで止まる
  • 未使用の分数は翌月に繰り越されない

特に気をつけたいのは三つ目です。聞き間違いが怖くて同じ録音を何度も文字起こしし直すと、そのたびに減る可能性があります。サポートの文面は削除しても戻らないとだけ書いており、再処理が毎回課金されるかどうかまでは確認できていません。試用の段階で、1本の録音を二度処理して残りの分数がどう動くかを見ておくと安心です。

月額プランは1,200分か無制限か

分数が足りなくなったときの選択肢は、プランの変更と、ワンタイムの追加パッケージの二つです。料金ページの表示は次のとおりでした。[1]

  • Starter: 無料。毎月300分
  • Pro: 月払いで3,000円、年額一括払いなら月あたり1,400円。毎月1,200分(20時間)
  • Unlimited: 月払いで5,000円、年額一括払いなら月あたり3,333.33円。1日最大24時間まで文字起こしが無制限
  • Team: 1ユーザーあたり、月払いで5,016円(2026年11月30日までの記念価格、その後は6,270円)。管理機能が付く法人向け

ProとUnlimitedの違いは、文字起こしできる量だけです。公式の説明は、機能は共通で、毎月の録音が20時間を超えるならUnlimitedのほうが割安になる、という趣旨です。[3]

ここから先は、公式の数字をもとにした私の計算です。1回60分の会議が1日1本、平日20日あれば月1,200分。ちょうどProの枠を使い切ります。この使い方なら、年額一括払いのProは1分あたり約1.2円、月払いのProは約2.5円です。年額払いと月払いの差は大きいので、続けられるか分からないうちは月払いで始め、2〜3か月使ってから年額に移る手もあります。

追加パッケージは、プランを変えずに買い足せます。公式の価格は、600分が2,000円、3,000分が10,000円、6,000分が15,000円です。[1] 買い足した分数は、有効化から24か月使え、プランの分数を使い切ったあとに消費されます。[5] 600分を2,000円で買うと1分あたり約3.3円で、毎月使うなら月額プランのほうが安くなります。たまに録音が増える月だけ使う、という位置づけです。

ボットなしで会議を録るには、パソコン用のアプリを使う

Plaud Note Proは、スマートフォンに貼り付けて通話を録るだけではありません。オンライン会議については、無料のPlaud Desktopで録音できます。会議にボットを参加させる方式ではなく、パソコンのシステム音声を直接録る方式です。[6]

ZoomやGoogle Meet、Microsoft Teamsでの会議の開始を検知でき、録音のしかたは自動、通知を受けてから開始、手動の三つから選べます。ヘッドホンをつけたままでも録音できると公式ページにあります。[6]

使う前に確認しておきたい条件が三つあります。

  1. 対応するOSはmacOSとWindowsです。[7]
  2. Plaud Desktopを使えるのは、アカウントにPlaudのデバイス(Note Pro、Note、NotePin、NotePin S)を登録している人だけです。[7] アプリだけを単独で試すことはできません。
  3. 公式ページの見出しに「Beta」と付いています。仕様が変わる可能性があります。[6]

録音の開始を自動にすると、ボットが画面に出ない分、相手は録音に気づきません。公式の製品ページも、録音の前に参加者へ伝えて同意を得るよう案内しています。[2] 文面の作り方はAI議事録の録音アナウンス例文が使えます。

日本語の議事録にするときの確認点

公式のプラン表には、文字起こしの対応言語は112と書かれ、話者の自動識別とカスタム用語(ベータ版)が載っています。[1] 日本語向けのサイトで案内されているサービスですが、日本語を含む言語の一覧までは今回確認できていません。精度は、自社の会議で測るしかありません。

カスタム用語は、製品ページの説明では、医療、法律、金融など10種類以上の用語集が内蔵されていて、発音が似た単語でも用語集の中の語を優先して文字起こしする、というものです。[2] 自社の製品名や社内用語を登録できるのかどうかは、確認できていません。こうした語が多い会議は、文字起こしを読み返す手間がそのまま残ると考えておいてください。

話者名が合わないときの直し方は、AI議事録の話者名修正ノウハウにまとめています。

保存の場所を決めておく

Plaudは録音と文字起こしを、Plaud App、Plaud Web、Plaud Desktopのどこからでも見られるクラウド同期で扱います。[1] 本体には64GBのストレージがあります。[2] 公式ページは、ISO 27001、ISO 27701、SOC 2 Type II、GDPR、HIPAA、EN 18031に準拠していると書いています。[2]

認証の名前が並んでいても、社内の規程に合うかどうかは別の話です。何日たったら録音と文字起こしを消すか、誰が見られるかは、導入前に決めておくべき項目です。手順はAI議事録の保存期間をどう決めるかが参考になります。

良い点

ここが強い

  • 本体を買えば、毎月300分の文字起こしが追加費用なしで使える[1][4]
  • カード型で30g、最大50時間の連続録音ができ、対面と通話を自動で切り替える[2]
  • パソコンのオンライン会議は、ボットなしで録音できる[6]
  • 転送しただけでは分数が減らず、使い切っても録音は止まらない[4]
  • 月払いと年額払い、追加パッケージで、量に合わせて払い方を選べる[1]

確認したい点

ここは確認を

  • 本体が30,800円かかる。ソフトだけのサービスより初期費用が重い[2]
  • 日本語の聞き取り精度は、公式の説明からは分からない[1]
  • 分数は繰り越されず、処理を始めた時点で引かれて戻らない[4]
  • ボットなしのPlaud Desktopは、デバイスの登録が前提で、Betaの扱い[6][7]
  • 年額払いは月払いよりかなり安いが、まとめて払う必要がある[1]

向いている人

  • 対面の打ち合わせや電話が多く、パソコンの外でも録りたい人
  • 月の録音が20時間以内で、毎月の分数を計算しやすい人
  • 社外との会議にボットを入れたくなく、手元で静かに録りたい人

反対に、会議のほとんどがオンラインで、録音を何人かで共有したいチームは、ソフトだけで完結するサービスのほうが合うかもしれません。ブラウザで字幕から取るTactiqや、端末側で録るGranolaと見比べると、録音の入口の違いが分かります。

試すなら、実際の会議を3本

本体を買ったら、プランを決める前に次の順で試してください。

  1. 録音する前に、参加者へ録音することを伝える
  2. 対面の打ち合わせ、電話、パソコンのオンライン会議を1本ずつ録る
  3. 文字起こしが終わるたびに、アプリで残りの分数を見て、1時間の録音でどれだけ減ったかを控える
  4. 金額、日付、社名、担当者名が文字起こしに残っているかを見る
  5. 決定事項は要約だけで確定せず、文字起こしの該当行へ戻して確かめる

3本分の消費量が分かれば、月300分で足りるか、Proが必要かが数字で決まります。観点はAI議事録ツールのトライアル評価シートに合わせられます。

Plaud Note Proは、ソフトの月額だけを見ると高く見えず、本体価格だけを見ると高く見えます。両方を足した、自分の録音量での年間の費用で判断するのが、いちばんぶれません。

Sources

[1] https://jp.plaud.ai/pages/plaud-ai-plan-pricing — Plaud|AI メンバーシップ [2] https://jp.plaud.ai/products/plaud-note-pro — Plaud Note Pro|AI文字起こし・AI議事録・AIボイスレコーダー [3] https://support.plaud.ai/hc/ja/articles/50742099278617-%E5%90%84%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%AF%94%E8%BC%83 — 各プランの比較 - Plaud Support [4] https://support.plaud.ai/hc/en-us/articles/11177116525455-Transcription-minutes — Transcription minutes - Plaud Support [5] https://support.plaud.ai/hc/en-us/articles/11476636337295-What-s-the-difference-between-Extra-Minutes-and-the-Starter-Pro-and-Unlimited-plans — What’s the difference between Extra Minutes and the Starter, Pro, and Unlimited plans? - Plaud Support [6] https://jp.plaud.ai/pages/plaud-desktop — Plaud Desktop|オンライン会議を自動でAI文字起こし・AI議事録作成 [7] https://support.plaud.ai/hc/ja/articles/53792807283225-Plaud-Desktop-%E3%82%92%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%81%99%E3%82%8B — Plaud Desktop をダウンロードする - Plaud Support

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