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Notion AI Meeting Notesレビュー:議事録をNotionの仕事へつなげられるか

Notion AI Meeting Notesレビュー:議事録をNotionの仕事へつなげられるか
目次

会議が終わった直後、決定事項はNotionのプロジェクトページに書き直し、担当者には別途メンションを送る。この二重入力が残っているなら、会議専用のAI議事録を増やす前にNotion AI Meeting Notesを試す価値があります。

Notion AI Meeting Notesは、Notionのページ内で録音・文字起こし・要約を作る機能です。要約には話者の発言箇所へ戻れる引用が付き、アクション項目も抽出します。議事録をそのまま既存のタスク、仕様、顧客メモの近くに置けるのが、専用の会議録画サービスとの大きな違いです。[1]

本記事は2026年9月25日に確認したNotionのヘルプと料金ページに基づきます。料金、利用可能なプラン、利用上限は変更されるため、契約前には本文の公式リンクを確認してください。同じ会議音声を使った認識精度の実測比較ではありません。

Notionのページから録音を始める

デスクトップアプリでは、任意のページで/meetと入力してMeeting Notesブロックを作り、Start transcribingを選びます。会議前にブロックのNotes欄へアジェンダ(会議の議題・予定)や背景を書いておくと、要約の材料にもなります。[1]

NotionページにアジェンダとMeeting Notesブロックを置く
                         ↓
参加者の同意を得て文字起こしを開始
                         ↓
会議後に要約・アクション・引用付き文字起こしを確認
                         ↓
同じページのタスク、決定記録、関連資料へつなぐ

ブラウザでも使えますが、取得できるのはマイク入力だけです。Zoom、Google Meet、Teamsなどの相手の声を含めて残したいWeb会議では、システム音声(PCから出る音。相手の声を含む)とマイクを扱えるNotionデスクトップアプリが適しています。ブラウザでヘッドホンを使うと相手側の音声は取得できません。[1]

既存の録音ファイルをMeeting Notesブロックへアップロードして、文字起こしと要約を作ることもできます。対応形式はAAC、M4A、MP3、WAV(いずれも音声ファイル形式)で、MOV、MP4、Loom(画面録画サービス)のファイルはアップロード対象外です。[1]

良い点

ここが強い

  • 要約から引用をクリックして、元の文字起こしの行へ戻れる[1]
  • 会議の種類に合わせた要約指示に加え、独自の要約指示も設定できる[1]
  • Notion Calendarとつなげれば、予定からMeeting Notesを開始できる[1]
  • 議事録の権限は保存先ページの権限を引き継ぐため、資料と同じ単位で管理できる[1]
  • 日本語を含む16言語が案内されている[1][2]

要約を読んだ人が「この担当と期限はどこで言われたか」を確かめられることは、AI議事録では重要です。Notion AI Meeting Notesは引用から該当の発言へ飛べるため、決定事項を共有する前の確認に使えます。ただし、話者ラベルはデスクトップアプリ上の一対一のWeb会議で特に機能しやすく、グループ会議、対面、ブラウザ、モバイルでは安定しないことがあります。話者ラベルの言語対応は現時点で英語のみです。[1]

料金と上限の切れ目

Notionの料金ページでは、AI Meeting NotesをBusinessプランの機能として案内し、Businessは1メンバーあたり月額20ドルと表示しています。Enterpriseは個別見積もりです。ヘルプはBusinessまたはEnterprise、またはNotion AIを含む対象モバイル契約で利用できると説明しています。[1][3]

区分 公式が案内する範囲 導入前に確かめる点
Free / Plus 料金表にはAI機能のトライアル(お試し)表示がある 継続利用ではなく、実際のワークスペース(契約・利用者のまとまり)でMeeting Notesが有効かを確認
Business AI Meeting Notes、Notion Agent(NotionのAIエージェント)、Enterprise Search(社内情報の横断検索)を含む。月額20ドル/メンバー表示 必要な記録者の人数と、既存のNotion契約との差額
Enterprise Businessの機能に加え、追加の管理・セキュリティ機能。価格は問い合わせ 監査ログ(操作履歴)、権限、LLM(大規模言語モデル)提供者のデータ保持条件

AI Meeting Notesの利用上限は、1ユーザーあたり1日10時間です。要約を生成するには、おおむね1分に相当する300文字以上の文字起こしが必要です。[1][2]

月の会議時間だけでなく、「誰が録音を開始するか」を先に決めてください。会議が多い部署で同じ人に開始を集中させると、10時間の上限に先にぶつかる可能性があります。

日本語のWeb会議で気を付けたい点

日本語は文字起こし・要約の対象言語に含まれています。一方、音声をどう取り込むかで結果が大きく変わります。[1][2]

ここは確認を

  • ブラウザはマイク入力のみで、Web会議の相手の音声を確実に取り込めない[1]
  • モバイルアプリも端末のマイクで拾った音だけを文字起こしする。スマートフォンで会議に参加してヘッドホンを使うと相手の音声は残らない[1]
  • デスクトップアプリを使うにはバージョン4.7.0以上、MacはmacOS 13以降が必要[1]
  • オフラインでは使えない[1][2]
  • 日本語会議で話者名を正確に区別できるとは案内されていない。話者ラベルの対応は英語のみ[1][2]

ZoomやMeetの参加者の声を残すことが目的なら、まずデスクトップアプリで社内定例を1本試してください。相手側の音声、固有名詞、担当者名、数字が文字起こしに入っているかを確認し、要約の引用から元発言へ戻れるかまで見ます。評価の観点はAI議事録ツールのトライアル評価シートにもまとめています。

同意と共有はページの外で決める

文字起こしを始める操作は、全参加者が録音と文字起こしに同意していることを確認する操作でもあります。Notionは開始前に全参加者から同意を得ることを推奨し、会議ツールのチャットに貼る文章、画面上の表示、PCスピーカーから再生する音声メッセージを案内しています。[1]

Meeting Notesは保存先ページの権限を引き継ぎます。個人ページに保存した記録は、チームへ渡すには明示的な共有が必要です。逆に広く共有されたプロジェクトページに置けば、その権限を持つ人が議事録にもアクセスできます。[1]

音声そのものは記録者のローカル端末に保存され、ダウンロードできるのも記録者だけです。ローカル音声保存は初期状態でオフで、ワークスペースオーナー(そのワークスペースの管理者)が有効化できます。[1][2] 「文字起こしのページ」と「元音声」を誰が保持するのか、退職や端末交換のときにどうするのかは、試用前に決めておくと混乱しません。

録音前に伝える内容は、目的、保存先、閲覧者、停止方法の4点で十分です。短い文面が必要なら、AI議事録の録音アナウンス例文を会議ツールに合わせて調整してください。

向いているチーム

  • プロジェクト資料、タスク、決定記録をすでにNotionに集約しているチーム
  • 会議後に別のAI議事録サービスから要約を転記する手間を減らしたい人
  • 要約の裏付けを文字起こしへ戻って確認したいチーム
  • Notion Calendarを会議の起点にしている組織

反対に、Notionを主な業務基盤にしていない組織、ブラウザやモバイルだけでWeb会議の相手側音声まで確実に残したい人、英語以外で話者名の自動ラベルを重視する会議には、会議ツール内蔵のAI議事録5選や専用サービスのほうが合う場合があります。

試すなら、転記を一度も発生させない

機密性の低い社内定例を1本選び、次の順に確認します。

  1. 会議前にNotionページへアジェンダと決定したいことを書きます。
  2. 開始前に録音、保存先、閲覧者、停止方法を伝えて同意を取ります。
  3. デスクトップアプリで文字起こしを開始し、会議後に決定事項、担当者、期限を元発言と照合します。
  4. 要約の直下にタスクや次回までの資料を置き、別のツールへ書き直す作業が残るかを測ります。

Notion AI Meeting Notesの価値は、要約の文章だけでは測れません。会議の記録が仕事のページの中へ入り、担当者が確認して次の行動へ移れるかまで通して初めて分かります。

Sources

[1] https://www.notion.com/help/ai-meeting-notes — Take AI meeting notes in Notion | Notion Help [2] https://www.notion.com/help/category/notion-ai — Notion AI Help Center [3] https://www.notion.com/pricing — Notion Pricing

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