MeetGeekの料金・日本語対応・録音方法|導入前の確認ポイント
目次
社外の会議にはボットを入れにくく、社内の定例だけはカレンダーから残したい、という週が交互に来ることがあります。録音の入口が一つだと、そのたびに別の道具へ乗り換えることになります。
MeetGeekは、Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsの会議を文字起こしし、要約やアクション項目を残すAI議事録です。料金ページは、会議へ参加するボットと、ボットを出さない録音の両方を掲げています。FAQでは、カレンダーと連携したNotetakerが対象の会議へ参加し、文字起こし、メモ、アクション項目を作り、成果物は会議のあとで届くと説明されています。
この記事は、2026年10月1日に確認した料金ページ、FAQ、セキュリティページ、プライバシーページと、以下でリンクする公式ヘルプ・DPAに基づきます。料金、保存期間、プランごとの項目は変わるため、契約前に各リンクの画面で読み直してください。筆者は同じ音声で精度を測っていません。日本語の認識結果についても、実測した数字はありません。
録音前に、自動共有の初期設定を確認する
最初に見たいのは、録音後に誰へ共有されるかです。共有設定の公式ヘルプでは、初期設定でカレンダー招待の全員に会議が共有され、顧客にもコピーが届くと説明されています。実際に出席した人だけに限らず、招待先を確認する必要があります。招待に含まれない参加者や、予定のない会議には、この自動共有は適用されません。
同じヘルプによると、既定の共有設定を変更できるのはPro以上です。SettingsのSharingと対象会議の共有先を録音前に確認してください。Basicでも自由に既定値を変えられる前提では試さず、希望する共有範囲に制限できるか確認できない場合は、録音を始めないようにします。
MeetGeekでできること
中心になるのは、GoogleカレンダーまたはOutlookとつなぎ、予定にあるWeb会議を記録する流れです。対応する会議はZoom、Google Meet、Microsoft Teamsです。
カレンダーで対象の会議と共有先を確認する
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Notetakerを参加させるか、手元のアプリで録る
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会議後に文字起こし、要約、ハイライト、アクション項目を確認する
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AI Chatや検索で、過去の会議を探す
FAQが挙げる取り込み方は、Notetakerボット、モバイルアプリ、Chrome拡張、デスクトップアプリ、ファイルのアップロードです。料金ページも、モバイル、Chrome拡張、デスクトップアプリ、ボットありとボットなし、ファイルアップロードを並べています。
会議のあとで残るものは、文字起こし、要約、ハイライト、アクション項目です。AI Chatは、録りためた会議をまたいで探せます。フォルダとタグ、全体検索も料金ページの機能として載っています。Zapier、Make、n8nを含む連携はプランによって違う、と料金ページにあります。どのプランにどの連携があるかは、その表のマスを見てください。
筆者の見方では、見どころは文字起こしの本数そのものより、ボット参加と手元録音を同じ製品の中で選べる点にあります。どの会議をボットにして、どの会議を手元にするかを、導入前に分けて考えると判断しやすいです。
良い点
公式ページが示している範囲
- Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsを、同じ記録先へ集められます
- ボット、モバイル、Chrome拡張、デスクトップ、ファイルアップロードから入口を選べます
- ボットが入る会議は、参加する会議を自分で選べ、途中で止めて再開できます
- 日本語は文字起こし、AI要約・分析、AI Chatの対応言語に含まれています
- データの置き場所として、EUまたはUSを選べるとプライバシーページにあります
無料のBasicでも試せます。筆者は、短い社内会議で文字起こしと共有の流れを確かめるための枠として考えます。時間と保存の上限は、次の表で確認してください。
料金は米ドル表示のまま見る
2026年10月1日に料金ページの年払い・月払いを切り替えて確認した表示は、次のとおりです。Proの9.99米ドル、Businessの17米ドルは、年払い時の1ユーザーあたりの月額換算です。月払いでは、それぞれ15.99米ドル、27米ドルになります。金額は米ドルのまま書き、日本円には換算しません。税や請求総額は、契約前に決済画面で確認してください。
| プラン | 料金(米ドル/ユーザー) | 文字起こし | 1会議の上限 | 保存 |
|---|---|---|---|---|
| Basic | 無料 | 月3時間 | 2時間 | 文字起こし3か月、音声1か月 |
| Pro | 年払い:月9.99相当。月払い:月15.99 | 月20時間。超過は1時間0.50米ドル | 2時間 | 文字起こし1年、音声6か月 |
| Business | 年払い:月17相当。月払い:月27 | 無制限 | 3時間 | 文字起こしの保存は無制限。動画は12か月 |
| Enterprise | 個別見積 | 無制限 | 4時間 | 文字起こしの保存は無制限。動画は個別 |
BasicとProは、1回の会議が2時間を超えると、そのプランの上限に当たります。Businessは3時間、Enterpriseは4時間です。月の合計時間とは別に、1本の長さでも切れます。
Proの超過は、1時間あたり0.50米ドルと料金ページにあります。20時間を超えたあとの単価であり、Basicの超過単価としては書かれていません。BusinessとEnterpriseの文字起こしは無制限です。
筆者は、月3時間を試しの長さとして読みます。1時間の会議なら月に3本です。2時間の会議なら月に1本で、1時間分が残ります。60分の定例を毎週残すなら、Basicのままでは月の後半が足りません。その場合に見るのはProの月20時間です。動画をあとから見返す必要があるなら、Businessの動画保存12か月がページ上の切れ目です。Basicの音声保存は1か月なので、翌月に音声へ戻る運用とは合いません。
管理とセキュリティの表には、EUまたはUSのデータ地域、SOC 2、GDPR、HIPAA、同意通知などが並びます。共有設定や通知などの機能は、契約するプランの条件を確認してください。データの学習利用については、後述するDPAの条件も読みます。
録音方法はボットと手元で分かれます
FAQでは、カレンダーにつながったNotetakerがZoom、Google Meet、Microsoft Teamsへ参加します。成果物は会議が終わったあとに届きます。確認したFAQには、リアルタイム文字起こしと、会議中のアクション項目取得が書かれています。
ボットを使うときは、どの会議に入れるかを自分で決められます。会議の途中で止めて、再開することもFAQにあります。
ボットを使わない方法もあります。FAQはChrome拡張のボットなし録音を、他の参加者には見えない方式として案内しています。デスクトップアプリの説明にも、録音用のボットは会議に参加せず、参加者一覧にも表示されないとあります。
ただし、Chrome拡張のガイドには、ボットなしのChrome Screen Recorderと、Notetakerを会議に呼び出す機能の両方があります。「拡張機能を使う」だけでは録音方法は決まりません。どちらを選んでいるか確認してください。対面ならモバイルアプリ、録音済みの音声や動画ならファイルアップロードも使えます。
録音方法と保存で注意したいこと
- ボットなし録音では、参加者一覧を見ても録音中だと分かりません
- ボットの入室通知を、手元録音の説明や同意の代わりにはできません
- 日本語は公式に対応していますが、筆者は認識精度を測っていません
- Basicの音声は1か月で、文字起こしは3か月で保存期間が違います
- 1会議の上限はプランで2時間、3時間、4時間に分かれます
録音方法にかかわらず、開始前に目的、残るデータ、共有先を伝え、必要な同意を得る運用にします。デスクトップアプリの公式説明も、参加者への告知を求めています。相手が録音に気づけることを、参加者一覧の表示だけに任せないようにします。
日本語会議で確認したいこと
言語設定の公式ヘルプでは、Japanese (Japan)が文字起こし、AI Summary & Insights(AI要約・分析)、AI Chatのすべてで対応とされています。日本語対応そのものは確認できます。
一方、筆者は日本語会議を録っておらず、精度の良し悪しは未評価です。固有名詞や数字をどこまで正しく残せるかは、対応言語の一覧だけでは判断できません。評価するなら、次の点を自分の音声で見てください。
- 会議の言語設定が日本語になっているか。自動判定を使う場合は、判定結果が合っているか
- 人名、社名、製品名が文字起こしに残ったか
- 金額、日付、否定の表現が要約でひっくり返っていないか
- 要約とアクション項目を、文字起こしの該当箇所へ戻せるか
言語設定のヘルプでは、主言語の初期値は英語(米国)で、設定画面や会議ごとに変更できると説明されています。初回は日本語を明示して試すと、設定の違いを切り分けやすくなります。自動判定の対象プランは料金ページとヘルプの記載が一致していないため、Basicで使える前提にはせず、利用するアカウントで確認してください。日英が混在する会議の結果や操作画面の言語も、実際に試して確認したい点です。
同意と、隠れた録音をしない方針
プライバシーページは、ボットが参加したときに参加者へ知らせると書き、隠れた録音や隠密の録音はサポートしないと述べています。FAQも、録音の同意通知で参加者に知らせる、と説明しています。同意通知がどのプランの表に付くかは、料金ページの管理・セキュリティ欄で確認してください。
公式が用意していると読める仕組みは、次のとおりです。
- ボットの入室を参加者に知らせる
- どの会議にボットを入れるかを、利用者が選ぶ
- 会議の途中で記録を止め、再開できる
- 隠れた録音は製品としてサポートしない
通知が出ることと、参加者が目的と共有先を理解していることは別です。筆者は、開始前に次の4点を声に出す運用を残すべきだと考えます。目的、残るもの(音声、文字起こし、要約、動画のどれか)、閲覧できる人、止めてほしいときの伝え方です。文面の型は録音アナウンスの例文を、その会議の長さに合わせて短くできます。
社外の相手には、通知を出しただけで開始しないほうがよいです。社内会議を含め、適用されるルールに沿って必要な同意を確認します。断られたときに手書きへ切り替える人を決めておくと、同意が形式だけになりません。
セキュリティで確認できること
セキュリティページは、サービスをAWS上のプライベートな仮想ネットワークで動かし、マイクロサービスに分けていると説明しています。通信時はTLS、保存時はAESで、鍵はAWSが管理する、とあります。開発の進め方としては、OWASP ASVSの実践、CI/CDでのセキュリティ確認、定期的な内部DASTスキャンに言及しています。
FAQも、録音は通信時と保存時に暗号化され、アクセスは権限で制御する、と書いています。データの置き場所はEUまたはUSです。プライバシーページは、利用者がEUかUSを選べると述べています。料金ページの表でもデータ地域の行があるため、選ぼうとしているプランでその選択ができるかを表で見てください。日本国内への保存は、確認したページには見当たりません。
学習への利用は、DPA(データ処理に関する補遺)の1(m)に具体的な条件があります。録音、文字起こし、要約、プロンプトや生成結果などの顧客データを、自社・第三者のAI/機械学習モデルの学習、微調整、評価、開発・改善に使わないとし、例外を「顧客が書面で明示的にオプトインした場合」としています。AIサービスを提供する再委託先にも、学習・改善に使わないことを契約で求めるとあります。導入時には、この条件と自社の契約・同意状況を照合してください。
削除について、プライバシーページは、録音の削除とアカウント閉鎖ができ、削除したデータは稼働中のシステムから30日以内に離れ、暗号化されたバックアップからはさらに35日以内に消える、と述べています。保存期間の設定も利用者側でできる、とあります。組織全体やチーム単位の独自の保存期間は、Enterpriseの説明です。
SOC 2、GDPR、HIPAAは料金ページの表に名前があります。全顧客に同じ契約条件で付く、とセキュリティページが保証しているわけではありません。認証の名前だけで導入を決めず、保存地域がEUまたはUSでよいか、誰が録音を開けるか、退職者のデータをいつ消すかまで、管理者と照合してください。
向いている人
- Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsが混在し、記録先を一つにしたい人
- 社内はボット、社外は手元の拡張機能やデスクトップ、と入口を分けたい人
- まず月3時間で、通知と保存期間の切れ目を見たい人
- 月20時間前後までなら、Proの超過単価も含めて試算できる人
- EUまたはUSの置き場所を、プラン表で確認したうえで選びたい組織
向かないのは、次のような場合です。毎週の長時間会議を無料のまま残したい人には、月3時間と1会議2時間はすぐ尽きます。保存先を日本国内に固定したい組織には、確認したページの範囲では合わせられません。日本語の精度が保証済みであることを導入条件にする場合も、公式ページは精度の数値を出していません。参加者に知らせず録りたい運用は、プライバシーページが隠れた録音をサポートしないと書いている以上、対象外です。
すでに一つの会議サービスだけで要約と共有が終わっているなら、記録先を増やす効果は小さくなります。会議ツール側の機能から見るなら、会議ツール内蔵のAI議事録の比較を先に開いてください。ボットの有無で候補を並べるなら、AI議事録ツールの比較が入口になります。
試すなら、社内の短い会議を1本
機密性の低い社内会議を1本だけ選びます。長さは、Basicなら2時間未満、できれば30分から60分が扱いやすいです。本番の顧客会議を初回にしないでください。
- 録音前に、カレンダー招待先と自動共有の設定を確認します。初期設定では顧客を含む招待先全員に共有されるため、社内の試用に合う範囲かを先に確かめます。既定の共有設定の変更はPro以上です。
- 料金ページで、年払い・月払いの条件、月間時間、1会議の上限、文字起こしと音声の保存期間をメモします。
- 録音方法を一つに決め、言語設定を日本語にします。Chrome拡張なら、ボットなし録音とNotetakerの呼び出しを区別します。
- 開始前に、目的、残るデータ、共有先、止め方を伝え、必要な同意を確認します。ボットなら、入室の通知が参加者に見えたかも確認します。
- 会議後に届く文字起こし、要約、ハイライト、アクション項目を開きます。担当、期限、金額、否定は、要約だけで確定せず文字起こしへ戻します。人名と社名も確認し、誤りがあれば修正してから追加の共有をします。
- 想定した共有先だけが閲覧できるかを確認します。音声を翌月以降も聞き返す必要があるなら、Basicの音声1か月は条件に合いません。
評価の観点を固定するなら、トライアル評価シートの項目と重ねられます。1本で見るのは、機能一覧の網羅ではなく、開始、確認、共有までが自分の会議で閉じるかです。
まとめ
MeetGeekは、Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsの記録を、ボット参加と手元のアプリの両方から残せるAI議事録です。日本語は文字起こし、AI要約・分析、AI Chatに対応していますが、筆者による精度の実測はしていません。2026年10月1日時点で、Proは年払いの月額換算9.99米ドル(月払い15.99米ドル)、Businessは年払いの月額換算17米ドル(月払い27米ドル)です。いずれも1ユーザーあたりの金額です。
試す前に、自動共有の初期設定と招待先を確認してください。そのうえで、録音方法と必要な同意、保存先・保存期間、日本語の人名や数字の認識結果を確かめます。社内の短い会議を1本、開始から共有まで通してから、自分の運用に合うプランを選ぶのがよいと考えます。